12月9日にサポート部会で化石採集を行いました。

四国西予ジオパークのジオガイドは大きく2つのグループ（ガイド部会とサポート部会）に分かれています。
ガイド部会は文字通りガイドを行う人の集まりですが、サポート部会はジオガイドが満足にガイドを行えるように、ジオサイトの清掃や保全活動の実施や教育活動のための資料採集を行っています。

今回は市内小中学校でのジオ学習で提供する化石標本をそろえるために、野村町と城川町で化石を採集しました。

採集地の一つはペルム紀（二畳紀とも呼ばれる、恐竜が生きていた中生代と呼ばれる時代の一つ前の時代）の海成の堆積岩が分布しています。
そこでは、 貝の印象化石の断片などを見つけることができました。

また古生代の石灰岩やチャートの巨礫が見られる河原も歩きました。
石灰岩の中にはフズリナ（紡錘形の生き物で、5mm~1cmほどの大きさ。石炭紀～ペルム紀の温暖な海に生息していた。）を見ることができました。
写真中央の丸い粒状の構造がフズリナです。

今後も定期的に化石採集を行うことで、学校に配れるだけの数の化石を集めたいと思います。

（事務局：榊山）