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西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。

2011年12月08日

「せいよ女性の会」体験ジオツーリズム

カテゴリー:未分類

西予市の女性組織「せいよ女性の会」で、9月に1日研修が開催されました。今回は「ジオツーリズム」をテーマとして、宇和海に面した、三瓶・明浜地域のジオ資源について楽しく学習を深めました。

まずは、西予ジオパーク構想についてのプチ学習

屋形船に乗ってジオクルージング

黒瀬川構造帯の凝灰岩層(ぎょうかいがんそう:噴火した火山灰が固まった地層)。海岸沿いには遊歩道が見えます。

 

 三瓶北部のこのあたりは地質構造の複雑な場所で、その地層や岩石がどこの“仲間”になるのか長い間わかっていませんでした。しかし、1977年に周木地区で、黒瀬川構造帯の花コウ岩類に比較されるものがみつかり、また1983年には、この凝灰岩層の中の石灰岩レキから古生代のサンゴ化石がみつかったため、この地域は黒瀬川構造帯に属するということが明らかになりました。

三瓶湾に見える養殖イカダや産業の説明。地層の説明もされているガイドさん。実はこの屋形船のオーナーで「みかめ本館」の社長さんです。この日は天気も良く、波も穏やかで、一堂ジオクルージングを満喫しました。

明浜地区では、地域の防災への取り組みについて学習しました。「防災」は特に3月11日以来、ジオパークの大きなテーマの一つとなっています。

石灰岩で築かれている段々畑。みかんの木が植えられており地域の経済を支えています。明浜地区は石灰岩とは深いつながりがあり、今から160年ほど前に宇都宮角治さんという方が宇和島藩のゆるしを得て、石灰焼を企業化したという歴史もあります。

愛媛県指定の無形民俗文化財「俵津文楽」の説明を聞く参加者。

西予市には、多様なジオパーク資源が数多く存在しています。ジオの視点を持ってもういちど地域を見つめ直してみませんか? きっと地域の宝物が見つかるはずです。