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西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。

2012年02月02日

第4回ジオパーク資源調査(城川)

カテゴリー:最新情報

特産品センターきなはい屋の下にあるジュラ紀の地層は、ウニのとげや、サンゴ、二枚貝などの化石も観察できる、貴重な場所です。この場所で見つかる化石についてはいくつかの研究論文もでており、大切に保存しなければならない私たちのまちの宝です。


田穂の石灰岩は中生代はじめのアンモナイトが見つかった場所で、愛媛県の天然記念物に指定されています。

ボーリング調査によって、この地層は古生代と中生代の境界付近のものだということがわかっており、日本には3ヶ所しか見つかっていない貴重な場所です。


肱川流域には河成段丘が発達しています。特に城川と野村地域には、国道から見上げた高い場所に農地や集落が広がっている場所が多くあります。昔、川が流れていたところが地殻変動によって隆起し、現在の段丘をつくっています。


肱川の支流である黒瀬川の一部は、その昔、四万十川に流れていたことがわかっています。地形やレキ(石ころ)の並び方、レキの種類などの調査からそう報告されているようです。四万十川を肱川が奪い取ったことから「肱川、四万十川の河川争奪(かせんそうだつ)」と呼ばれています。

西予市城川地質館では、地球の歴史や日本列島の成り立ちを、私たちのまちにゆかりの深い「黒瀬川構造帯」を通して学習できる場所です。

日本最大級の規模だといわれているトゥファの沢。市の天然記念物に指定されています。

トゥファは、石灰分をたくさん含んだ水が、バクテリアやコケ類などの生物活動によってバランスをくずし、急速に石灰分が沈殿してできる石灰岩の一種です。石灰岩よりもずっとやわらかく、色は黄土色をしています。堆積スピードが速いので、小枝やコケのまわりに厚くたまっていることもよくあります。