G1 下相の海底地すべり跡

G1 下相の海底地すべり跡

メランジュが広がる下相地区の河岸

大自然の成り立ちを間近で見られる化石の産地

黒瀬川の河岸に露出している石灰岩において、ジュラ紀末期(約1億5,000万年前)の二枚貝やサンゴ、ウニのトゲなどの化石を観察できます。
これは、海底の斜面の堆積物が滑り落ちる「海底地すべり」によって、土砂に巻き込まれた生物が化石となったもので、サンゴなどの化石からこの地域が温暖な浅い海であったと考えられます。岩の表面を水で濡らすと、より化石が見やすくなります。

かつて存在した海洋でつくられた石灰岩

石灰岩の中から後期ジュラ紀の厚歯二枚貝の化石が発見されました。このことから、この石灰岩はかつて南半球に存在していたと考えられる幻の古大陸「ゴンドワナ大陸」の近くに存在したテチス海の暖かな環境でできたと考えられています。 ゴンドワナ大陸は、約6,500万年前にはアフリカ、南米、南極、インド、オーストラリアの大陸に分かれ、約4,500万年前に現在の大陸の配置になったと考えられています。

Pick Up

北海道から九州まで広がる鳥巣石灰岩

サンゴなどを含む下相の石灰岩は鳥巣石灰岩に属します。北海道から九州までの太平洋側に広く分布するのが特徴です。

Pick Up

厚歯二枚貝 厚歯二枚貝

ジュラ紀に生きていた厚歯二枚貝

変わった形で、片方の殻が大きく成長。大きさは数mm~1mを超えるものもあります。残念ながら、恐竜と一緒に絶滅してしまいました。

ジオポイントDATA

【アクセス & 注意事項】
◎西予宇和ICから車で約40分
◎駐車場は「道の駅 きなはい屋」をご利用ください
◎歩きやすい服装、靴を推奨します(川原から川底へと降り、不安定な場所を歩くため)
◎雨が降って川が増水すると、化石が見られる岩は水没します
◎化石の採取は禁止です

【用語解説】
メランジェ・・・海洋プレートが移動する事によって海溝に運び込まれた古い岩塊が,新しい砂や泥と混ぜられたもの。ここでは砂岩、泥岩、チャート、石灰岩などが一度に見ることができる。

【ジオガイド案内】
◎20~30分 1名のガイドで15人まで

↓ガイドの申し込み・問い合わせはこちら(画像をクリック!)