三滝山は、三方が急傾斜地で北方のみゆるやかな地形となっており、自然の要塞として戦国時代には山頂に山城が築かれていました。
そのふもとにある三滝渓谷には三滝神社まで続く600ｍの遊歩道があり、そこを歩けば、鳥のさえずりを聞きながら、圧巻の渓谷美や新緑、紅葉、雪化粧といった四季の彩りを満喫できます。
また、三滝山の入り口付近にはジオの学習拠点である西予市立城川地質館があります。

三滝渓谷では、大小たくさんの滝を見ることができます。 渓谷周辺では、黒瀬川帯を構成する三滝花こう岩類や石灰岩、火山灰が固まった凝灰岩に加え、れき岩や砂岩、泥岩などの堆積岩を観察できます。 種類が異なる岩石が接する面や断層面は侵食されやすい特徴を持っており、そのため三滝渓谷は滝が多い渓谷となったと考えられています。