活動アルバム


市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
ジオパーク全国大会十勝岳大会参加報告
9月27日(土)・28日(日)に北海道美瑛町・上富良野町を会場として開催された「第15回日本ジオパーク全国大会 十勝岳大会」に四国西予ジオパークから事務局含め総勢9名が参加し、当地域の様々な取り組みを発表、または大会運営に協力しました。
分科会「地質物品の保護と販売 ~地質物品に代わる代替商品を考えよう!~」では、当協議会のアドバイザーである愛媛大学の榊原正幸先生が基調講演で登壇。インドネシア・ゴロンタロ州における零細小規模金採掘(ASGM)の実態調査や、ASGMの代替となる持続可能な産業構築の支援の取り組みをご紹介され、ジオパークがなぜ「地質物品の保護」を大切にするのか、その背景となる社会的課題を説明していただきました。
当協議会事務局専門員の榊山からは、四国西予ジオパークにおける地質物品に関する諸問題を啓発する取り組みについて紹介がありました。
また榊原先生は、28日のパネルディスカッションで本分科会の成果を報告しました。
分科会「生き物を守るってどういうこと? 〜とかち鹿追のナキウサギの事例から考える〜」では、ノヤマカンパニーの加藤雄也さんが運営に携わりました。当地域でジオサイトや生物の保全に取り組んできたご経験から、参加者が自地域でどのように生物の保全を進めるべきか議論されるサポートをされました。
口頭発表では、えひめロボティクス障がい者サポートコンソーシアム(代表:株式会社ノトス)が昨年度主催した、宇和特別支援学校の生徒がアバターロボットを使って四国西予ジオミュージアムの展示を案内した取り組みを報告しました。
口頭発表:藤原 正典(株式会社ノトス),川崎 壽洋,手銭 ひとみ(特定非営利活動法人ぶうしすてむ), 田﨑 健太(ugo株式会社),井角 圭佑(愛媛県立宇和特別支援学校), 榊山 匠,中村 忠史(四国西予ジオパーク推進協議会)「小型ロボットの活用による肢体不自由者の就労機会創出の試み」
大会期間中、会場内では「丘と彩りのふれあいマルシェ」が実施されました。十勝岳ジオパークのご当地産品の販売や体験コーナーが並んだほか、各地のジオパークの認定商品の販売ブースも用意されました。四国西予ジオパークからは、遊子川ザ・リコピンズの「こどもケチャップ」と「トマトユズポン」が販売されました。
その他、当地域からの参加者は基調講演や分科会、各種交流会に参加し、各々で様々な気づきを得ることができました。これからの自地域に活かしてゆくべく、日々の活動に励んでまいります。