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K1 ブナの原生林
かつて、平野部でも広がっていたブナ
約2万年前の最終氷期には、四国の平野部でもブナ林が広がっていたことが調査で分かっています。しかし、氷河期が終わり暖かい気候になると、西日本では常緑のシイやカシの森が分布を広げました。その結果、ブナなどの涼しい気候で育つ樹木の生育地は、標高の高い山の上などに限られてしまいました。 つまり、西日本のブナは、氷河期の生き残りとも言えるのです。
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温暖化による危機
近年、地球温暖化による生態系への影響が心配されています。四国のブナ林も、このまま温暖化が進むとなくなってしまうかもしれないと考えられています。
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冷帯の植物たち
ブナの原生林は、標高1,300m付近に位置し、夏に緑の葉が茂り、冬には落葉する樹木で構成されています。林床では山地帯ならではの可憐な草花を見ることができます。