活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【ジオイベント】室戸ジオパークサマースクール参加
世界ジオパークである室戸では毎年夏にサマースクールを開催しています。
今年のテーマは「防災」でした。
室戸市は南海地震が来ると確実に津波に飲み込まれてしまいます。今、この瞬間に地震が来てもおかしくありません。
今年は私たち推進室4名と皆田小学校から児童を含む5名で参加をしました。
一番最初はアイスブレイクと開会式でした。
午前中は室戸岬で野外実習と避難訓練でした。
室戸岬では穴や凹みを見つけよう!ということでした。
地震や長い期間でできた天然の穴や、調査のためにあけられた人工的な穴、波の侵食により凹んだくぼみなどさまざまなものがありました。
室戸岬を観察した後、見つけた穴や凹みの発表を行いました。
その後は避難訓練です。
緊急地震速報が鳴るとみんな頭を抑えてしゃがみました。
揺れが収まるとみんな一斉に高台へ逃げていきます。
高台に集まったら班ごとに点呼を取りました。
この後の話ではここは標高19mで予想される津波は24mという話でした。
なので、ここは必ずしも安全じゃなく、津波から逃げるにはどうしたらいいか?という話をしてもらい、子供たちはいろいろと考えておりました。
降りる前にここから見える景色を紹介してもらいました。そこから見える先にある岩は70年前の地震で隆起して姿を表したといわれています。
午後は丸亀高校生により地震から学ぶべきこと、やるべきことについての話でした。
高校生としては立派過ぎる発表でした。
その後は各班に分かれて実験をしました。
①津波実験・・・人工的に津波を発生させて、陸地がなだからなものと、岬、湾のものでそれぞれどのように津波が侵入してくるかを行った。
②人類断層化計画…地震のメカニズムをあらわすもので、一定時間で一定の大きさが続くということが分かる。
③付加体実験…地層がプレートの動きでどのように変化するかを観察する。少し違う条件でさまざまな付加体が形成される。
なんと実験の途中に緊急地震速報が…
こんなタイムリーに地震が起こるなんて!!
とみんな午前中の学習を生かして高台へ行きましたが…
ニュースにもなりましたが、なんと誤報でした。
とにかく逃げる!これもいい経験になったのではないかと思います。
夜は避難所体験を行いました。
ダンボールで寝床作りと寝てからのハプニング体験。
その後はいろいろ発生したハプニングなどについて話し合いました。
1日目最後のプログラムはスイカを食べながら今日1日の振り返りやテーマについて班でいろいろ話し合いました。
2日目は朝の散歩からサマースクールが始まりました。
ここから見える河岸段丘は凄く綺麗でした。
午前中は地震にまつわるさまざまな話をして頂きました。
午後は2日間の総まとめとして防災グッズの発明、私がなりたい防災リーダーの発表をしました。
午前の最後と午後の最初を使って話し合いと発表の作成をしました。
いよいよ発表です。
長かった2日間もいよいよ閉会式。
最初は日本語しか話せないロバードさんの2日間の振り返りでした。
まさにショーみたいですごく面白かったです!
発表会でもっとも優秀だったところに送られるプレゼンテーション賞は西予市からの参加者が4人もいる班が優勝し、個人賞も西予市の小学生でした。
今回は皆田小学校の子供たちが大活躍でした。
これも普段からジオパークに積極的な活動されている先生方のお力があってこそだと思います。
来年、サマースクールは行われれば今の5年生達が参加してまた優秀な成績を収められるように私達推進室も何かお手伝いができればと思います。