１１月２０日(水)～２２日(金)に鹿児島県の霧島市(霧島ジオパーク)でＪＧＮ(日本ジオパークネットワーク)の研修会がありました。

四国西予ジオパークの事務局からは３人参加しました。

１１月２１日(木)【研修】

午前中は基調講演ということで、ＮＰＯ法人まちづくりフォーラム・かごしま探検の会の東川さん、ＮＰＯ法人桜島ミュージアム福島さんの講演がありました。

東川さんの方は楽しいガイドということで、若干の漫談風ではありましたが、何が大切で何か駄目なのか的確に話してくれました。

福島さんの方はジオパークのテーマについてでした。観光に来てもらうお客様にとって、テーマがあまり重要ではないという話は確かに同感しました。今後、お客様に向けたテーマかそのジオパーク全体のテーマにするか考え直す必要があると思いました。

 

午後はガイドについて各地域の事例発表と、ガイド中のリスクについてグループワークを行いました。

各地域の事例発表は参考になりました。四国西予ジオパークはこれからどうガイドを作っていくかが課題です。養成講座で授業料を取ったり、ガイド認定の試験があったり、となかなか刺激的なものも多くありました。取りまとめた資料も頂いているので、今後の活動に役立てたいと思います。

グループワークはどこの班も似たり寄ったりでした。中には個性的な班もありましたが、おおよそは同じことをリスクにしています。そのリスクについて一つ一つ解決していくことがこれからの課題でもあるかなと感じました。

 

 

１１月２２日(金)【ジオツアー】

四国西予ジオパークの事務局の３人は全てバス山麗コースに参加しました。

最初にえびのエコミュージアムセンターに行きました。

ここは最近リニューアルオープンしたところで、中はすごく綺麗でした。そして霧島ジオパークについて多面的に紹介をしており、こういう所ならビジターセンターとしてお客様を受け入れることができると感じました。

　その後は新燃岳の展望所に行きました。２年前の大噴火により、火山岩がその辺にたくさん落ちており、地層が新たにできていました。まだ、入所できないという部分もあり、非常に危険なところだと改めて感じました。

　お昼は高千穂牧場に行きました。西予市でいう大野ヶ原みたいなところでここから見える霧島連山は非常に立派でした。

　最後に霧島神宮に行きました。ここは南九州でも一番有名なところで、平日ながら観光客がたくさんいらっしゃいました。

　私たちは飛行機の関係で、ここでジオツアーを切り上げ、空港に向かいました。その途中にある丸尾滝は柱状摂理も見え、また太陽の関係で綺麗な虹も見れ、非常にいいジオスポットでした。

 この２日間で看板やポスターのハード面、ガイドなどのソフト面どちらも充実している霧島ジオパークから多くのことを学びました。そして何より他のジオパークとのネットワークを作れたことが一番の収穫でした。これからもジオパーク同士助け合って良いジオパークを作れるよう頑張っていきたいと思います。