愛媛県歴史文化博物館にて、ジオパーク活用セミナーを行いました。
「ジオパークの活用方法」は簡単そうで難しいため、他の事例や西予市の取り組みなどを見てもらい、地域活性化のヒントを得てもらいたいという思いで、今回は山陰海岸ＧＰより今井ひろこ先生をお呼びしまして、講演を行いました。

最初はジオパーク推進室の山下さんよりジオパークについて、簡単に説明していただきました。

次に、西予市の事例紹介として須崎海岸ジオクルーズを行っている「みかめ本館」の浅井社長、狩浜の段々畑の活用・保全を目指している「かりとりもさくの会」の川崎様より、講演を行っていただきました。

最後は今井ひろこ先生より、ジオパークで地域を元気というテーマで地域活性化の講演をしていただきました。山陰海岸のシンポジウムに伺った時に話されていた松岡さんの話で、ジオパークと関係ない塗装屋さんがジオの恵みを活かした商品開発の事例を話してもらいました。この講演をきっかけに、地域の人に何かきっかけを与えるような講演になればよかったかなと思います。

午後は一緒に来られていた山陰海岸ＧＰの先山先生と一緒に市内を案内しました。
（※先山先生には１４日（金）にガイド交流会を行った際に、山陰海岸ＧＰと四国西予ＧＰというテーマでお話ししてもらいました。）

１日目の午後は宇和・三瓶・明浜でした。

最初は、卯之町の町並みです。
商工観光課の竹内補佐に案内してもらいました。
瓦が自分たちの地域とはかなり変わっていて、それに驚いておられました。後は見るもの全てが目新しいものばかりでしたので、予想以上にここで時間を取ってみてもらいました。

次は須崎海岸ジオクルーズです。
11月より海上タクシーの免許を取られたじゃこ天海洋に乗り、須崎海岸まで行きました。
乗船すると、いつもじゃこ天のサービスがあります。
当日はすごい波で、かなり海水が飛んできました。

そして、狩浜の段々畑に行きました。
ここの景色は誰が見ても驚かれます。
石灰岩の中からなんと玄武岩を見つけました！西予は改めて多様な石があることに驚きました。

２日目は城川・野村エリアです。

最初は穴神鍾乳洞です。
ガイドの恵比須さんに案内してもらいました。
この時期はコウモリがよく見られるらしく、また中の気温は1年を通じて18度のため暖かったです！

次はトゥファです。
ここも山陰海岸には見られないもので、大変驚いておられました。
「短い時間で石ができる」←確かに考えたらすごいことですよね！

その後、城川地質館へ行きました。
今井先生にはやはり難しいと言われましたね～。
でも、先山先生が全部説明してくれて、とても分かりやすかったです。

最後はシルク博物館です。
ここも日本では貴重な場所のため、驚いておられました。

金曜日から３日間、一緒に帯同させてもらい、いろいろ感じることができました。
まだまだ西予はこれからで、ガイドがお客様に説明するときの「ジオストーリー」はすごく大切だと感じることができました。

こういうジオパークネットワークでの交流は本当に大切だと思いました。
また、推進協議会としても機会を見つけて他のジオパークに出かけてみたいと思います。