活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

【現地学習】大野ヶ原小学校 1~6年生

今年の5月にお邪魔して以来、2度目となる標高1400Mの小学校である大野ヶ原小学校でジオパーク学習を行いました。
今回は前回学習した内容について現地で学習するため、1~4時間目の時間を使って大野ヶ原の各ジオポイントを巡りました。1~2年生は生活の時間、3~6年生は総合学習の時間を使って実施しました。児童数の少ない小学校はこのような柔軟な対応ができるため、ジオパーク学習への参加頻度も多いです。

最初は龍王神社、小松ヶ池へ行きました。
来たことはあるけど、これがどういう理由で作られたりしているのかは分からないという子供が多く、やはりジオパーク教育というのは1つの故郷教育に繋がっていると感じることができました。

その次はブナの原生林へ行きました。
ここも同じで、ブナが生えている理由やここに落ちている石は石灰岩じゃないことなど、ジオ目線で歩いてもらうように話をしました。チャートがいっぱい落ちていたのでその話をすると、子供たちはそれを集めるの必死になっていました。自分たちの周りにあるものが面白く思ってくれたのかなぁと思いました。
途中にある看板についてもなるべくかみ砕いて話をして、子供たちは熱心にメモを取っていました。

最後は源氏ヶ駄場へ行きました。
さっきのブナの原生林とは木の大きさや石などいろいろ違う所があることについて、考えてもらいました。
そして、ここには日本唯一の高原カルストというのはやはりインパクトがあったようで、非常に驚いていました。

信号もコンビニもないこの地の子供たちは非常に素直で素朴で嫌みがありません。教えたことをすっと吸収して、分からないことがあるとすぐに聞いてくる。こういう場所で教師ができるならとずっと私が子供の時から夢見ていましたが、先日少し夢が叶ったような気がします。

また、この子たちがいる大野ヶ原は西予市の中でも一番ジオパーク活動が大切だと思います。
故郷の素晴らしさを理解して、大人になってもここで生活をしていく。
高齢化率18%という西予市で高齢者が少ない集落なんですが、これを維持していくにはこの子たちがここで生活をしていきたい!そう思ってもらう必要があります。そのための1つとして故郷教育にジオパークとして今後も関わっていければと思います。

最後に感想を一人ずつ言ってもらう時間があったのですが、低学年の子が火山岩と言っていたのは失敗しました。1~6年生に話すというのは非常に難しく、地質用語も少し話してしまうため、低学年の子は分からないことが多すぎたと思います。この辺は反省をしつつ、次の授業に活かしたいと思います。

この2回の学習の成果として、地域のマップ作りを学校で現在取り組んでいくそうです。
完成したらここで、紹介したいと思います。