活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【現地学習&マップ作り】皆田小学校 6年生 防災教育チャレンジプラン
現在、皆田小学校では防災教育チャレンジプランとして、防災とジオパークをコラボさせた取り組みを行っています。
11/11(火)は1~4時間目の総合学習の時間を使って、ジオパークの防災学習を行いました。
6年生は5年生から取り組んできた防災教育の最後のまとめとしてマップ作りを行うために現地学習を行います。
本日は現地を回った後に、マップ作り、そしてアンケート、写真を使った最後のまとめをしました。
1時間~2時間目(現地学習)
最初は下川へ行きました。
皆田小学校には稲生、皆田、下川という3つの地区があります。
その中でもこの地区は一番傾斜がある所で、そこを川が流れてきて土砂がたまり、集落ができたところです。
そのため、集落のほとんどが土石流危険箇所になっており、あたりには土石流警戒区域の看板が立っていました。
生徒の中にこの地区に住んでいる子がいて、そこが安全かどうか確認しに行って皆でいろいろ話しました。
山の近くには不自然に植えられている気がたくさんありました。ひょっとすると、この木は土石流から家を守るために植えられた木なのかなぁと思いました。
最後に皆田へ行きました。
肱川が谷底を削ってできた平らな大地とそこにある米や果樹の関係性を見てもらいました。
さらに天井川という地形の話をして、比較することで、ここの地形も特別なものということが気付いてもらえたかなと思います。
また、ここにも生徒がすんでいるので、避難経路の確認や水害と地震では同じところに逃げるのか?など歩きながら確認していきました。
3時間目(マップ作り)
その後は学校に戻ってマップ作り、赤を安全、青を危険、緑を人に教えてあげたいことというkj法を用いて、みんな写真とともに貼っていきました。こういう取り組みをすることで、学んできたことをもう一度思い出す復習の作業になります。
これは学校教育の中で最も大切なことだと思います。
今回、初めてジオパーク教育で物が作ることができました。
これをどんどんレベルの高いものに発展させていきたいと思います。
4時間目(授業)
まとめということで、以前書いてもらったアンケート等を振り返ってコメントをしました。
子供たちのアンケートの中には「てんでんこ」「防災リーダー」「支え合う」という言葉を連想させるキーワードが出てきていて、この2年間の取り組みで大きく子供たちは成長したのではないかと感じることができました。
これは一つのジオパーク教育の成果になるのではないかと思います
そしてこれを中学校でも継続していくことが大切です。
来年以降、中学校での取り組みもいろいろと考えていかないといけないなぁと思いました。
今後の人生で、災害と遭遇する時が必ず来ると思います。その時にこのことを忘れずに自分が先頭になって災害の現場で活躍することを期待しています。
また来年、中学校で会えることを非常に楽しみにしています。