活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

【ジオイベント】第7回JGN全国研修会

北海道遠軽町において、第7回JGN全国研修会が開催されました。

今回は「ジオパークに係る資源の保全と持続的な活用の両立」がテーマです。

基調講演は、自然保護助成基金の目代邦康さん。
ジオパーク活動は、Geoheritageを保全したいという想いが出発点にあるのが
理想ですが、ジオパークを進めている地域の中にも保全よりも活用を中心に
取り組みが行われているところがあり、保全についての理解が不十分である
という問題提起がなされました。

また日本の「湿潤変動帯」におけるGeoheritageの保全については、ヨーロッパの
ジオパークにも先行例がなく、JGNで議論を重ねていくことが重要とのことでした。

続けて、長野県黒曜石ミュージアムの大竹幸恵さんから黒曜石を活用した教育活動の
実践報告、環境省上川自然保護官事務所の野川裕史さんから国立公園の保護と利用を
めぐる問題を通じて資源の保全のルール、仕組みづくりについてのお話がありました。

いずれの事例も、地域資源の持続的な利用を目指す過程でしっかりと議論が重ねられており、
その過程が地域によい影響を与えているように思いました。

研修会の後半はグループワーク。


ジオパークが抱える保全に関する課題について、どのようなステークホルダーがいて、
どのような方法で解決していくか、ということをワークショップ形式で話し合いました。

私は「身近な自然の保護保全を目的とした団体との連携方法について」というテーマの
グループに参加しました。

露頭を観察しやすくするために、植生や土の除去などの管理をしたいと考えたときに
「貴重な植物があるのでやめてほしい」と地域から反対意見があったらどうするかについて
検討を行いました。

ジオパークは地域の様々な主体が関わる取組なので、その推進にあたっては
適切に合意形成を図りながら進めていく重要性をあらためて感じました。

(事務局:加藤)