活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
日本地球惑星科学連合大会に参加しました。
5月18日にジオパーク担当新任者研修会、翌19日に日本ジオパークの新規プレゼンテーション、また20日には日本地球惑星科学連合大会に参加しました。
東京四谷で行われたジオパーク担当新任者研修会は、日本ジオサービス㈱が主催している講習会です。
本年度新たに着任したジオパークのある自治体職員を対象に毎年行われています。
四国西予ジオパークからは3名の職員が参加しました。
4人の先生方による講義が行われ、産業技術総合研究所の渡辺真人先生はジオパーク設立の背景や、ジオパークの理念である持続可能な開発についての解説などを行われました。
伊豆半島ジオパークの新名阿津子先生は、前所属の山陰海岸ジオパークを例に、ジオパークがもたらす経済効果などについて解説されました。
金沢大学の菊池直樹先生は環境社会学の立場から、ジオサイトの保全と活用、専門員の現状と課題などについて話されました。
日本ジオサービスの目代邦康先生は、ジオパークや世界遺産を含めた自然保護に関する様々な取り組みの経緯と今後について解説されました。
19日は会場を幕張メッセに移し、日本ジオパークの新規プレゼンテーションが行われました。
今回は土佐清水市のジオパーク推進協議会と萩市のジオパーク推進協議会が日本ジオパークとして認定を受けるためにプレゼンを行いました。
日本ジオパークネットワークの委員から厳しい質問もありましたが、2ヶ所ともプレゼンの審査を通過し、現地審査が行われることが発表されました。
両地域ともに、その緊張感が伝わってきましたが、発表を受けて一安心されたようでした。
(掲載した写真は土佐清水のプレゼンの様子です。)
20日は同じく幕張メッセで、日本地球惑星連合大会に参加しました。
こちらは地球科学に関する様々な研究者や業者、行政関係者が参加し、お互いの成果や動向を共有する大規模な集まりです。
出展者は、各々のブースに研究成果や商品を展示して、自身の事業をアピールされていました。
またジオパーク関係者の講演セッションもあり、様々な事例が紹介されました。
中でも興味深かったのは、糸魚川ジオパークの拠点施設であるフォッサマグナミュージアムの博物館活動の充実ぶりや、ユネスコ主催の研修会に参加した伊豆半島ジオパークのスタッフの報告などで、その先進的な事例は学ぶべきことが多くありました。
連合大会自体は24日まで行われましたが、20日のセッションを聞いた後、帰路に着きました。
私自身、初めて参加した大会等であり、多くのジオパーク関係者とお知り合いになることができた有意義な機会でした。
他地域の事例から様々なことを学ばせていただいたので、この経験を四国西予ジオパークに活かせるよう頑張っていきたいと思います。
(事務局:榊山)