活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
明浜小学校5年生が桂川渓谷を訪れました。
12月18日に明浜小学校の5年生12名が桂川渓谷を訪れました。
彼らは今年の5月にも桂川渓谷を見学しています。
今回は平成30年7月豪雨で被害を受けた桂川渓谷の様子を見学することで、災害について理解を深めたいとのことでした。
(現在、桂川渓谷は個人での立ち入りはご遠慮いただいております。ジオパーク職員およびジオガイド、少なくとも2名と同行される場合は立ち入ることができます。詳しくはこちら。→ 「(第3報)被災に伴うジオサイト等への立ち入りの可否について」)
今回桂川渓谷を案内するのはジオガイドの古賀さん。
野村町出身で、彼女もまた今回の豪雨で被害を受けましたが、明浜小学校のお願いを快く引き受けてくださいました。
遊歩道が無くなった渓谷の川沿いを、十分に気を付けながら進みます。
周囲には流木や上流で壊れた橋の部品が落ちています。
加えて、上流からたくさんの石が堆積して景色が大きく様変わりしています。子供たちも驚いていました。
一行は「馬淵(うまぶち)」と呼ばれる場所へ。
ここは橋が落ちていて、子供たちでは先に進むことができません。
子供たちは被害を受ける前の写真と見比べながら、土石流の威力と恐ろしさを実感しているようでした。
加えて、古賀さんから被災時の野村町の様子も教えていただくことができました。
最後に時間を設けて、みんなが気に入った石を拾ってもらいました。
拾った石をみんなで見比べます。
「チャート」や「砂岩」など、様々な形の石を見ることができました。
来年6年生になると理科で岩石の単元を学習します。
桂川渓谷の見学は災害への理解を深めるとともに、今後の良い予習となったのではないでしょうか。
(事務局:榊山)