活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
活動アルバム

市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

石城小学校でコウノトリの特別授業を行いました。

6月26日に石城小学校でコウノトリの特別授業「夏の学習会―田んぼで探そう!コウノトリのご飯―」が行われました。

西予市の宇和盆地には毎年ツルやコウノトリが飛来します。
水田に生息するタニシやカブトエビが彼らにとっての貴重なエサとなるためです。

今回の授業は、地元の子どもたちにツルやコウノトリが十分にエサをとれる豊かな環境を守りたいと思ってもらうこと目的としました。

この授業は公益財団法人日本野鳥の会と西予市、および愛媛県生物多様性センターの主催で行われ、四国西予ジオパーク推進協議会も後援という形で携わりました。

はじめに日本野鳥の会の野口さんから、コウノトリはどんな生き物か、お話がありました。
やってくる季節から、一日に必要な食事量までコウノトリの様々な特徴を教わります。

この「コウノトリの一日に必要な食事量」が今回の授業のカギを握ります。
お話の後は、石城の水田で生き物のカウントおよび採集を行いました。
3班に分かれて、コウノトリが好きなカブトエビ、マルタニシ、オタマジャクシの個体数を、数取器を使って数えます。

講師の一人である愛媛県生物多様性センターの村上先生が、タモ網を使って上手に田んぼの生き物を採集します。子供たちは大興奮!

採集した田んぼの生き物たちを学校へ持って帰ります。
講師やスタッフの大人たちと一緒に、カブトエビ、マルタニシ、オタマジャクシの重さを量ります。

こうしてコウノトリのエサとなる生き物たちの、田んぼ一枚あたりの「重さ」と「数」がわかりました。
2つの数字から田んぼ一枚あたり何羽のコウノトリが何日エサを食べられるのか、実際に計算することで子供たちも田んぼの環境の大切さを実感しているようでした。

(事務局:榊山)