1/20（日）、西予市宇和町卯之町の末光家住宅で、せいよ自然と暮らしのカレッジ「おもてなし研修」を開催しました。

講師は、中村事務所の中村雅子さん。

旅行会社や鉄道会社等での勤務経験を活かし、中四国地方で観光を通じた地域づくりの支援に携わられています。

研修は、観光の形態や対象が変わってきているという話から。
かつては、雄大な景観や有名なものが観光の対象として扱われてきましたが、マスメディアやSNSが発達する中で時代とともに人が集まる場所、注目されるものが移り変わっているそうです。

中村先生は、観光が変化していく中、あらためて地域を見直し、観光の素材となるものを探すこと、そして見つけた素材を素材のままではなく、見せ方・紹介の仕方を工夫し、観光資源として磨き上げることが重要だと話されました。

そして、観光資源を探したり、磨いたりするのは結局「人」。
観光資源を発掘し、魅力を伝える存在として、ガイドの役割の重要性を強調されました。

今回の研修では、中村先生から「なぜ？」という問いかけがたくさんありました。
「なぜこの地域では、昔からこの作物が作られているの？」「なぜ町がここで発達したの？」「なぜこの家はこんなつくりをしているの？」

「なぜ？」という問いかけは、物事の背景を探ることにつながり、地域資源の価値を再発見したり、地域らしさを確認したりすることつながります。

これからも身近なものについて「なぜ？」と疑問を持ち、探究する姿勢をもつことで、ジオパークの活動を深めていきたいと感じました。

（一般社団法人ノヤマカンパニー）