• TOP>
  • 活動アルバム>
  • せいよ自然と暮らしのカレッジフィールドワーク(城川魚成)を開催しました

活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
活動アルバム

市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

せいよ自然と暮らしのカレッジフィールドワーク(城川魚成)を開催しました

地域を回りながら、ジオパークの楽しみ方や活用方法を考えるせいよ自然と暮らしのカレッジのフィールドワーク。
3月3日に実施した今年度4回目のフィールドワークは、西予市城川町魚成地区が舞台です。
旅のお題は「川なしでは語れない?魚成」。

まずは山の手の集落・蔭之地の高台から、地区全体を見てみました。

講師は城川文書館の別宮博明さん。
魚成の集落の中心は、この山の手から徐々に低いところへ移っていったことをお話してくれました。

山から流れる水路沿いに坂道を下ります。(けっこう急でした(^^;)

「井戸の跡ですね」と別宮さん。
この辺りは山からの染み出し水をためて池を作り、昔から米づくりが盛んだったそうです。

魚成は「河成段丘」という川の流れで形成された階段状の地形が広がる場所。
段丘の端まで来ると、地形の様子がよくわかりました。

段丘面上に成立した「町」という集落を歩きます。
江戸時代後頃は民家が立ち並んでいたそうですが、ため池からの水路が整備され、多くが水田に変わっていました。

魚成公民館のそばでは、角が取れた丸い礫が使われた石積みを見つけました。
この場所が川の流れで形成されたことを思い出させてくれます。

昼食後は、魚成川沿いの旧道を見学しました。
治水技術が発達し、車が走れる道路が開通した近代になって集落が形成されたエリアです。
昨年の7月豪雨の痛々しい傷跡が残っていました。

川の流れによって形成された段丘上から発展してきた魚成地区。
歩いてみることで、新しい気づきがたくさんありました。

(作成:一般社団法人ノヤマカンパニー)