活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
「こども霞ヶ関見学デー」に出展しました。
8月7日から8月8日にかけて文部科学省にて開催された、「こども霞が関見学デー」というイベントに日本ジオパークネットワークの一員として、他地域とともに出展してきました。
「こども霞が関見学デー」とは、霞ヶ関の府省庁等が連携して省内見学や連携機関の展示ブースを設けることで、子供たちが夏休みに広く府省庁や社会を理解してもらうことを目的としたイベントです。
日本ジオパークネットワークは「世界に一つの岩石標本製作~ジオパークを楽しもう!in 霞が関~」と題した体験プログラムを実施しました。
今回は全国から4つの地域(栗駒山麓、箱根、四国西予、Mine秋吉台)が参加。
栗駒山麓ジオパークはジオガイドの熊谷さんが講師役を務めました。
専門員や学芸員が講師役を務めることが多い「岩石標本製作」ですが、熊谷さんは地元でも既に何回も公演されておられるとか。
栗駒山麓は昨年度末に複数の専門員が一度に退職されて、専門的な講座や公演を誰が担うのか問題になったそうです。
そこで、「結局は地元に根付かなければ意味がない」ということでジオガイドも学校の授業やイベントで岩石標本作りの講師役を実践されるようになりました。
今ではガイドグループの中に “岩石標本班” が存在し、それぞれ実践されているそうです。
是非こうした取り組みが他のジオパークでも増えていくといいですね!
Mine秋吉台ジオパークは専門員の小原さんの実演です。
慣れたトークとスキルで子供たちの関心を引き出す姿にベテランの風格を感じます!
キラキラ光る大理石はどのイベントでも子供たちに大人気。
またMine秋吉台では石炭(無煙炭)が産出するので、化石の話や人の暮らしとの関わりが幅広くお話しできるのがいいですね。
箱根ジオパークの公演は神奈川県立生命の星・地球博物館の西澤学芸員と箱根ジオミュージアムの笠間さんが担当されました。
箱根といえば温泉! これは箱根山の火山活動によってもたらされた “大地の恵み” です。
貼り付けていく石たちも火山にまつわるものが多く、なかでも「軽石」は読んで字のごとく他の石よりも軽いので、触ってみた重さをみんな楽しんでいました。
さて我らが四国西予ジオパークには火山活動のようなダイナミックな地球の動きは見られません。
しかしながら昨年の豪雨災害や雨風による侵食作用の紹介を織り交ぜて岩石標本を作っていくことで、大地は今この瞬間にも変動しているということを実感していただきました。
このイベントのすごいところは、事前に整理券を配布するのですが毎年あっという間になくなってしまうところ。
昨年度はフロアの出入口に行列ができてしまい他の展示ブースにご迷惑をかけてしまいましたが、今年は別の場所に待機列を設けて整理券配布希望者を誘導することで対策を講じました。
待機列で配布開始まで長い間じっと待たれているお客様を見てこちらも心苦しい思いをしました。
それから去年も今年も整理券をゲットできずに残念だったというお客様も。
来年はもっと多くの人がストレスなく岩石標本作りを楽しめるように、さらに内容を工夫したいと思います。
また、このイベントに参加される方々は自然や科学に関心の高いご家族が多いかと思います。
岩石標本作りはこの秋にも別のイベントへの出展を予定しております。
正式に決まり次第、このホームページにも掲載したいと思いますので整理券をゲットできなかったお客様はそちらにもご参加いただければ幸いです。
加えて現地のジオパークに足を運んでいただけると、更に何倍もの感動と発見がございます(タイミングが良ければ岩石標本作りのイベントもございます)。
是非ジオパークへお越しください。お待ちしております。
(事務局:榊山)