活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

JGNメンバーが視察に訪れました。

8月17日から18日にかけて、東北学院大学准教授で四国西予ジオパーク推進協議会の学術アドバイザーの目代邦康先生、土佐清水ジオパーク推進協議会の今井悟専門員、三好市ジオパーク構想の殿谷梓専門員が四国西予ジオパークを訪れ、豪雨災害から1年が経過した西予の様子を視察されました。

17日はまずはじめに、明間四道の崩壊箇所を確認しました。

続いて宇和川の南岸沿いから桂川渓谷へ向かう道中の谷筋で、大規模な土石流跡を視察しました。
いとも簡単に折り曲げられたガードレールが、土石流の恐ろしさを物語ります。

運ばれたチャートの巨礫も人の背丈ほどありました。

桂川渓谷では被災したジオサイトの教育あるいは防災意識の向上のための活用方法を話し合いました。
観察眼を養うためにスケッチや写真撮影も有効な手段であることや、同じ川でも場所によって流れの速さが違うことを知るために物を流して実験してみると良い、など様々なご提案をいただきました。

野村の段丘面も調査。

午後からは三島町周辺の状況を視察しました。

愛宕山公園の展望台から、広く全体を見渡すことも。

夕方には、明浜町の狩浜の段々畑で石垣が崩れた箇所を視察しました。
全てが崩れた訳ではなかったので、崩れた箇所は他の場所よりも崩れる要因があったのではないかとのこと。

18日は市役所内で発災当時の西予市の状況や、ジオパーク推進室の対応についてお話しました。
その後3人とともに、JGNとしての対応の在り方や自分たちのジオパーク構想地域において生かせる教訓について話し合いました。

視察に来ていただいた目代先生、今井専門員、殿谷専門員に深くお礼を申し上げます。

目代先生は今後も継続して、西予市の災害後の復興への道のりを調査してくださるとのことでした。
三好市の殿谷専門員は、戻られてから早速市内の関係者に対して視察内容を講演されたとお聞きしました。

今回の視察が、これから起こるであろう他地域の豪雨災害への備えにつながることを願っております。

(事務局:榊山)