活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
夏休みジオパーク学習会を開催しました。
8月19日に推進協議会主催で夏休みジオパーク学習会を開催しました。
午前中は、被災した桂川渓谷の見学です。
雨天のため川の流量が増していたのですが、入り口付近の所を手短に見学。
礫(石ころのこと)が積みあがって高くなった河床や、土石流や流木によって破壊された橋の様子をみて、大地の変動の凄まじさを体験してもらいました。
(職員同行のもと、安全に十分配慮して観察しました。ご見学を希望される場合は必ず西予市役所ジオパーク推進室までお問い合わせください。)
そのあとは、野村町のほわいとファームへ移動して河原で拾った礫を観察します。
「肌ざわりや色、叩いた感触から石を仲間分けしてみよう!」と指導の先生のもと、様々な方法で石の違いを確かめます。
最後に答え合わせとともに西予市の石と人の暮らしの関わりを学びました。
午後はほわいとファームで現在展示している「四国西予ジオパークと世界の珍しい昆虫展」の前で講師の先生から夏休みの学習のヒントとなるお話を伺います。
最初の先生は東宇和自然史研究会の和氣岩男先生。
長年の昆虫採集を続けてこられ、今回の昆虫展の展示も多くは和氣先生が収集されたものです。
手始めに5mもの長い柄を持つ虫取り網を持ってきて、みんなビックリ!
また展示してある昆虫標本を解説しながら、子供たちと熱い昆虫トークを繰り広げました!
次に一般社団法人ノヤマカンパニーの加藤雄也先生による、植物のお話。
西予市に生えている貴重な植物の紹介も行いつつ、「実は植物がないと土も雨風で流されるし、水も土壌に蓄えらないし、生き物は暮らしていけなくなるんだよ」というお話は子供たちにとって驚きの事実だったのではないでしょうか。
最後にジオパーク推進室の榊山による、「世界に一つの岩石標本製作」の公演です。
西予市のマップの上に石を貼りながら、午前中の話や先のお二人の先生の話も復習。
西予市の大地と動植物、人の暮らしの関わりを学びました。
参加したみんなの心に残る体験となったかな?
(事務局:榊山)