活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

サイエンスアゴラ2019に出展しました。

11月16日・17日の2日間、東京お台場の日本未来科学館およびテレコムセンターにて行われた「サイエンスアゴラ2019」に参加してきました。
(サイエンスアゴラ2019 https://www.jst.go.jp/sis/scienceagora/exhibition/

「アゴラ agora」とは「広場」を意味するギリシャ語です。
最前線で活躍する研究者や科学の面白さをわかりやすく伝える教材展示を通じて、一般の方が科学に支えられた現在の社会に改めて理解を深めてもらうイベントでした。

四国西予ジオパークは、日本ジオパークネットワーク(以下、JGNと表記)の一員として「世界にひとつの岩石標本制作―ジオパークを楽しもう!」というタイトルで参加しました。 他にも、栗駒山麓、銚子、おおいた豊後大野、島原半島など計5地域が参加しました。

初日のトップバッターは島原半島ジオパークの大野さん。
この日は栗駒山麓ジオパークの再認定審査を終えて、栗駒山麓の方々と一緒に会場へ来られてました。忙しいですね…。

大野さんは「世界に一つの岩石標本制作」のプログラムの生みの親。
他地域の専門員を凌ぐ、お客さんを引き込む話し方はさすがです。
このプログラムの開発に込めた思いは、科学技術振興機構(JST)が運営する「Science Portal サイエンスポータル」というホームページに掲載されています。ただ石を並べるだけと侮ることなかれ。
地球科学と地域づくりを結ぶ「ジオパーク活動」―「世界に一つの岩石標本製作」に見たその取り組み

島原半島ジオパークの公演では、一番最後にいろんな石が混ざった箱をひっくり返して、参加者に選んでもらいます。
大野さんが次々に石の種類を言い当てて、石の名前のシールを配りシートの貼るように促していきます。
「この人は本当に石に詳しい人なんだ!」と納得できるわけですね。


銚子ジオパークは専門員の山内さんが実演されました。
一見まじめなお話…かと思いきや、間に挟むこぼれ話が実に面白くて会場の笑いを誘っていました。
しかも毎回ネタが違うので、どれを聞いても飽きません。

岩石に加えてアンモナイト化石のレプリカも貼れたので、お得感満載の公演を提供されてました。


栗駒山麓ジオパークは宮城県栗原市にあるジオパークです。
この地域の公演は地元のジオガイドさんが毎回担当されています。
今回はガイドの佐藤さんが栗原市の大地と人の魅力を熱く語ってくれました!

木の葉の化石(本物)を触ったりして、シートに貼る砂岩の特徴を学ぶことができましたね。
参加者のみなさんが貼った砂岩の欠片には、果たして植物の化石が入っていたのでしょうか。


おおいた豊後大野ジオパークは今年日本ジオパーク全国大会を開催されてお疲れのところにも関わらず、参加してくださいました。
豊後大野は「磨崖仏(まがいぶつ)」と呼ばれる石に掘られた仏様や、「出会い橋」と呼ばれるアーチ式の石橋など、石と文化の関わりの深い地域です。

海の放散虫(プランクトンの一種)が堆積してできたチャートは、別名「火打ち石」とも呼ばれます。
実際にチャートを鉄に打ち付けて火花が散る瞬間を見て、みんなで盛り上がりました。

今年ジオパーク担当で異動してきた豊後大野の神志那(こうじな)さんも、初めての実演ながら参加者を楽しませていました。


我らが四国西予ジオパークも、専門員の榊山が頑張ります!

そして今回は他にもジオガイドの宇都宮さんが実演されました。
サイエンスアゴラで四国西予ジオパークのジオガイドさんが実演するのは、初めてではないでしょうか。

地元の方ならではここぞという話や、昨年の西日本豪雨の話は、思わず周りの人も聞き入っていました。

本人にとっても、実際に西予市の魅力を自分自身でPRすること、他の地域の専門員さんからアドバイスをもらうことは非常に良い刺激となったみたいです。

宇都宮さんの公演は、参加者のみなさんにも好評でした!

(事務局:榊山)