2月14日と15日にJR四国が西予市で「宇和海狩浜の段畑と農漁村景観」と題したツアーを実施しました。
これはJR四国が企画している「四国家のお宝」と題したシリーズの第29弾で、各地に残るまだまだPRできる観光素材を発掘し、地域の活性化を図る事業です。
今回初めての西予市での開催となりました。

両日とも20名の応募枠が定員に達し、たくさんの方にご来訪いただきました。
愛媛県をはじめ、香川県や徳島県からも申込がありました。

JR卯之町駅にご到着されたみなさまを西予市役所のロビーでお出迎え。
管家市長から歓迎のご挨拶がありました。
（14日は副市長からご挨拶がありました。）

そして西予市のマスコット「せい坊」と、四国西予ジオパークの美しい映像とジオミュージックもご紹介。
これからの訪問先に思いを馳せてもらうとともに、他のエリアの魅力も感じていただきました。

JR四国からも歓迎のご挨拶です。
宇和島駅の駅長さん（卯之町駅の駅長代理）がご挨拶申し上げました。

そして本日の「お題」の発表です。
発表するのは、本日の同行ガイドをつとめるジオパーク推進室の高橋さん。
お題は、「野福トンネルから見る宇和海の絶景と地質の関係とは」。
お題を通して明浜の自然と人々の暮らしを学びます。

明浜町へ到着すると早速お楽しみのお昼ご飯です。
俵津の「井伊旅館」さんで、地元の食されてきた「日向めし」の定食をいただきました。

昼食後は狩浜の段々畑の見学です。
ここはジオパークのエリアでもあり、国の重要文化的景観にも選定されています。
地元のガイドのみなさんが段々畑の歴史や見どころを解説してくれました。

段々畑を見学した後は、狩浜に残る集落をめぐります。
昔ながら農漁村の景観を、参加者のみなさまもとても楽しまれている様子でした。

みかんの選果場も特別に見せていただきました。
（ちりめん工場にもお邪魔しました。）
どちらもお土産を購入される方がたくさんいらっしゃいました。

佐藤真珠さんでは工房の見学と、真珠の貝柱の試食を体験しました。
明浜の石灰岩の大地から海へ流れこむカルシウムなどのミネラルが、大きく美しい真珠には欠かせません。
参加者のみなさまも、大地と暮らしの密接な関わりを納得しておられました。

最後に再び市役所に戻り本日のお題の振り返り。
明浜の地質や、地元ならではの産業と暮らしを復習しました。

最後は卯之町駅でお見送りです。
ご来訪いただいたみなさま、誠にありがとうございました！

西予市はこの他にも山や里の美しい風景が各地区にあるので、是非また遊びに来ていただきたいものです。
今回はJR四国のご提案で実施できたツアーですが、ゆくゆくは市内の業者で同規模のツアーを継続的に実施できるようになるといいですね。

（事務局：榊山）