10月5日に西予市城川町の寿楽苑から初めて、デイサービスの皆さん（高齢者11人と介護職員4人の15名）が四国西予ジオミュージアムにご来館されました。
企画展示室1で流している西予の映像を喜んでもらい、屋外スペースではゆっくりとお茶と3時のおやつを楽しんでおられました。
（屋外スペース近くまで車も入るので、福祉スタッフの方にも好評でした。）

認知症の予防には「回想法」というのがあるらしく、昔の写真や思い出の場所などを見て、会話をすることで認知症が改善したり進行を抑えたりするそうです。
また、高齢者や車いすの方が簡単に行けない市内のジオサイトでも、ジオミュージアム内の映像や写真で西予市内を旅行した気分になるかもしれません。

これらのことは西予市が一体となって取り組んでいる「ジオパーク活動」に高齢者や障害をもたれている皆さんが参加してもらうことにもつながり、四国西予ジオミュージアムでの活動事例として日本ジオパークネットワークにも胸を張って紹介できることだと思います。
（10月11日（水）には再度、寿楽苑からご来訪いただきました。「無料で見れる展示があってよかった」、「展示の映像を見て地元の景観でまだまだ知らないところがあった」などの皆様の暖かいご感想をいただきました。）

今回は常設展示室以外のスペースだけで過ごしてもらいましたが、今後も市内または近隣市町のデイサービスセンターの方々にご来訪いただける機会もあるかと思いますので、常設展示室も含めてご利用していただけるような方法を模索していきたいと考えております。

（館長：高橋）