11月5日（日）に、スイス・ローザンヌ大学のピーター・バウムガートナー (Peter O. Baumgartner) 先生が、四国西予ジオミュージアムへ来館されました。

ピーター先生は地質学がご専門で、中でも中生代の遠洋堆積層の研究で世界的に有名な方です。現在、愛媛大学大学院理工学研究科の堀利栄先生の研究室に滞在・共同研究中であり、堀先生の案内のもと、西予の秩父帯の露頭をご見学されている道中でお立ち寄りいただきました。

ピーター先生からは、「従来の博物館では岩石なら岩石、生き物なら生き物と分野ごとに分けて紹介するが、ここの展示はそれらを一体的に扱い、地質・地形と生態系、そしてヒトの暮らしの関係性を伝えていることが素晴らしい。なぜなら私たちが実際に暮らしている環境というのはそのように成り立っているからだ。デザインもモダンで見ていて楽しい。」と当館の展示をご評価いただきました。

また館内のスギ・ヒノキ材を使った内装も気に入られ、西予市では林業が盛んで内装は全て市産材を用いていることをご説明すると、そうした取り組みにも感銘を受けておられるご様子でした。ピーター先生、ご来館いただき誠にありがとうございました！

（事務局：S）