活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
8/4 イベント「三滝川とふれあう会」で講演を行いました。
令和6年8月4日(日)に城川町土居地区で実施された「三滝川とふれあう会」に参加し、講演を行いました。
地元の保育園児から高校生までの子どもたちと保護者がイベントに参加し、前半は足が水に浸かるほどの深さの三滝川の浅瀬に入り、生き物を捕まえて川遊びを楽しみました。魚は動きが速く、捕まえるのが大変そうでしたが、みなさん網でたくさん捕まえていました。中にはアユを捕まえた方もおられ、三滝川の水のきれいさとアユを捕まえる力量に驚きました。私は川底の石も気になるため、石を拾っていましたが、石の裏側には昆虫の幼虫などが見られ、それらが生息できる三滝川の水のきれいさに感動しました。
イベントの後半は私が三滝川についての講演を行いました。まず私の自己紹介を行い、次に化石の写真や生きていた姿を見て何の化石か当てるクイズをしました。最初に出したアンモナイト化石はみなさんすぐに答えていましたが、次の問題の化石からは初めて見る方が多い印象でした。クイズに出した化石は三滝川の近くで見つかったもので、三滝川では恐竜が生きていた時代の海の生き物の化石や目で見ることができる中では最も古い時代の化石が見つかることを話しました。この地域は日本の中では古い時代の化石が見つかるというすごさを知っていただけたら幸いです。
次に三滝川を例に、川の成り立ちやはたらきについて説明し、三滝川の河原で採った6種類の石を種類ごとに分けるワークショップを行いました。石を見分けるには大きさや形、色、手触りなどが重要です。中でもチャートという石はいろいろな色があり、みなさん分けるのに悩まれていましたが、実際の石を見て触り分けたことで、自然を見る目が養われたことと思います。
最後に川は地形をつくることや川は人々の暮らしに役立っていることを話しました。私たちに身近な川は私たちの生活や大地や生き物に密接に関わっていることを私も今回の話をつくった中で改めて気づかされました。参加していただいたみなさんも今回のイベントで三滝川について何か気づかれたことがあれば幸いです。
(事務局:F)