活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【ジオ講座】第13回四国西予ジオガイド養成講座(大野ヶ原②)
現地審査から2日後、ジオガイド養成講座を大野ヶ原で行いました。
今回は前回の養成講座で行けなかった竜王神社、小松ヶ池、枕上溶岩、ブナの原生林に行きました。
現地審査が終わって、ひと段落をつく余裕もない中の講座の開催でした。
そんな中、
植物に詳しい養成講座受講者の河野一男先生
昆虫に詳しい野村支所の課長補佐和気岩男先生にも来て頂きました。
最初に竜王神社、小松ヶ池に行きました。
ここでは養成講座受講中の福井美咲さんに現地審査にて本当はガイドするはずだった場所だったので、受講者を現地審査の委員だと思ってガイドしていただきました。
これはジュンサイと言って、料亭のお吸い物などに出てくるものですが、水が本当に綺麗なところにしか生息していないそうです。
その後は大野ヶ原を少し降りて、枕状溶岩を見に行きました。
枕状溶岩は海底火山が噴火して海水で冷やされた殻が繰り返すことでできる岩石で、その上には石灰岩があります。そのため、石灰岩が見える地域では枕状溶岩は見ることができます。
枕状溶岩もすごいのですが、それ以上に凄かったのが和気先生の昆虫採集でした。
このように、みんながあそこの虫なにかなぁ・・・と言っていると
一瞬で捕まえて見せてくれました!!
これはコムラサキといいます。
これはナツアカネといいます。
お昼休憩には和気先生の昆虫採集の標本を紹介してもらい、お昼よりも昆虫の話を聞いていました。
午後はブナの原生林に行きました。
まずは福井さんからのブナの豆知識を話していただきました。
そして、ブナの原生林にいる植物は河野先生に話してもらいました。
いよいよ、中に入っていきます。
ブナの原生林の中は植物も昆虫も豊富にいました。
端まで行くとオオサンショウオがいる水路があるのですが、今回は残念ながらいませんでした。
また、3~4年前に来た人はかなり植物が減っていると言われていました。
ジオパークの活動を含め、地域をアピールするとそこには観光客が来ます。
そうすると、ブナの原生林にもたくさんの人が立ち入ったりしますし、所々にはイノシシの後が見られ、環境の変化が伺えました。
認定されるとますます変化していくだろうと思います。
そのため、推進室としては自然を守る活動にも力を入れていかなくてはいけないと思いました。
そして、本日来られた先生を含め、地域の物知り博士は本当に地域の宝だと思います。
いろいろな人と力を合わせて、ジオパーク活動を行っていけたらいいなと改めて感じました。
2回に分けて楽しんだ大野ヶ原も今回で終わりです。
次回は9月7日(土)に野村町で行う予定となっています。