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日本列島誕生の鍵をにぎるといわれる黒瀬川構造帯をはじめ、多様な自然、歴史、生態系を通じ、地球のこと、地域のこと、そして自分自身のルーツを知ることができます。

四国西予ジオパークの特徴

四国山地と宇和海が育んだ海・里・山 4億年の物語

ジオとは大地のこと。大地の成り立ちを知り、大地が育んだ多様な自然や生態系、そこで暮らす人々の営みを丸ごと感じることができる「大地の公園」がジオパークです。四国西予ジオパークは2013年9月に日本ジオパークに認定されました。

四国西予ジオパーク

地質と暮らしのミュージアム

多様な自然と四国遍路のおもてなしの心のように温かい人情が残る四国。私たちが暮らすこの大地はプレートの動きによって海底の一部が隆起した四国山地と、海面の変動によってできた宇和海のリアス海岸に囲まれています。このように今も変動し続ける大地に加え、日本列島誕生の鍵を握るとも言われる4億年以上前の岩石を含む黒瀬川構造帯が存在します。一方で、隆起を続けた大地は峠をつくり、峠によって交流が難しかった人々は、自然を活かしながら独自の産業や風土を育みました。沿岸ではリアス海岸を舞台に漁業が営まれ、急傾斜地の段々畑に育つ柑橘は国内有数の生産量を誇ります。また、酪農が盛んな標高1,000mを超える四国カルストなど、西予市には多様な暮らしの光景が広がります。

◎ジオパークの考え方 「大地」と「自然」と「人々の営み」のつながり

大地を舞台とした多様な暮らし

漁業(天然・養殖)

リアス海岸の変化に富んだ地形と豊後水道からの潮流による天然の漁場。入り江の穏やかな海を利用した養殖も盛んです。

柑橘栽培

宇和海をのぞむ急傾斜地に拓けた段々畑は、多様な柑橘類の栽培を先がけて取り組んだ日本有数のみかん産地です。

稲作・畑作

広大な水田風景が広がる宇和盆地は、昔から南予の米蔵として稲作が盛ん、河成段丘の平地では野菜栽培が盛んです。

酪農

四国有数の放牧地帯の四国カルスト大野ヶ原では集落の9倍にあたる約800頭の牛が飼育されています。