活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【現地調査】宇和島東SSH 大野ヶ原調査~地学班2014~
四国西予ジオパークでは、宇和島東高校と昨年から出張講義や、共同調査等で連携を行っています。
今回は昨年、行った四国カルスト調査を大野ヶ原で実施しました。
生物部7名、地学部6名で1年生が中心で非常にフレッシュなメンバーでした。
地学班では午前中、化石を見つける目を養うため、お隣の久万高原町の姫鶴平に行きました。
ここでフズリナ(紡錘中)という化石が石灰岩に入ってる部分があるので、みんなで探しました。午前中はここで過ごしました。
昼食は高知県津野町にある天狗荘にて食べました。
気温が17度で非常に寒かったです。
昼からはカルスト学習館に行きました。
ここでどのように石灰岩ができたり、高原の植生などカルストについて深く学んでもらいました。
その後は大野ヶ原に戻り、枕状溶岩の観察をしました。
近くに石灰岩と枕状溶岩の境界があるので、それを見つけに近くの川に降りました。
この近くでPHを計るためにパックテストも行いました。
これは石灰岩が水に溶けているため、アルカリ性かどうかを確認するためのものです。
前回同様、今回も中性に近かったです。
すると!発見!!!
これは石灰岩が上から落ちてきた可能性もありますが、繋がっている部分もあり、ここが境界と思える部分を見ることができました。
今回は昨年と同じ内容でしたが、1年生にとっては初めてのことで難しい部分もたくさんあったかもしれません。
これからは違う水系の調査や、西予市の色々な石を見てもらうためにはほかのフィールドでも調査するのも面白いかもしれないなと思いました。