活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

愛媛大学地球科学科の授業が行われました。

4月21日に愛媛大学地球科学科の授業が城川で行われました。

「地質調査法実習」という授業名で、ハンマーを使った岩石の割り方やルーペの使い方など、野外での地質調査に必要な基本技能を磨き、露頭(地層が明瞭に見られるところ)観察の経験を積む授業だということです。

午前9時50分頃にマイクロバス2台と乗用車が道の駅「きなはい屋」に到着しました。きなはい屋の横には石灰岩の川原(黒瀬川)があり、その中にはなんと貝やサンゴの化石を観察することができます。ここでジオパーク推進室のメンバーが合流し、学生のみなさんに自己紹介をしました。

次に城川町程野の道沿いにある岡成層群の石灰岩露頭へ行きました。ここには新鮮な石灰岩の転石が落ちていて、学生のみなさんは転石を使ってハンマーで叩いたり、ルーペで観察する練習をしていました。

その後は寺野の道路沿いに広がる大きな露頭を観察しました。ここには寺野変成岩類と呼ばれる角閃岩(かくせんがん)・蛇紋岩(じゃもんがん)・苦鉄質片岩(くてつしつへんがん)が存在します。中でも蛇紋岩は特徴的で、蛇のうろこのような青と緑の模様が見られる岩石です。こうした変成岩の成り立ちについて、先生の話を熱心に伺う様子が印象的でした。

再び場所を移動し、次は地質館へ。周辺の木陰で昼食をとっていただき、各自地質館の見学もしていただきました。

午後からはそのまま三滝渓谷を散策です。みなさん三滝花崗岩(みたきかこうがん)を観察しながら、美しい渓谷を堪能していただきました。

最後に予定には入っておりませんでしたが、みなさんの熱意にうたれて秩父南帯(三宝山帯)の露頭が見られる江戸淵を案内することにしました。大小様々な川原の石が全てチャートでできた光景は圧巻で、先生からも好評をいただきました。

来年もこの時期に城川で授業を行う予定だそうですので、お見かけした際はどうぞ温かく見守ってください。

(事務局:榊山)