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活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

5/4 イベント「高知の動物の骨をさわろう!」を実施しました。

令和6年5月4日(土)に四国西予ジオミュージアムの企画展示室1・2を会場として、「高知の動物の骨をさわろう!」と題したワークショップを開催しました。

高知県の越知町にある横倉山自然の森博物館の谷地森 秀二(やちもり しゅうじ)先生をお招きし、バラバラになったタヌキの骨を元の骨格に並び替える子ども向けのワークショップを行っていただきました。参加した子どもたちは普段目にすることのないタヌキの骨に触れて興味を持ち、真剣に骨を並び替えていました。実際に組み立ててみることで骨の種類や形、役割などを理解できたのではないかと思います。私も骨の数の多さに驚き、骨格標本を作ってみたくなりました。タヌキの骨格標本は交通事故が原因で衰弱死してしまった個体から骨の周りについた肉を取り除いて組み合わせたものだそうです。

また、先生はツキノワグマや愛媛県にも生息しているウシの仲間のカモシカなどの主に哺乳類の骨格標本を子どもたちにお見せし紹介されました。ツキノワグマは四国では高知県と徳島県にまたがる剣山周辺にしかおらず、生息数も少なくなっているとのことです。カモシカのツノの骨からは年齢が推定でき、骨は新たな情報を引き出す手がかりにもなります。ツキノワグマの骨格標本※は当館の企画展示室2で5月13日(月)まで高知みらい科学館と共催で開催中の「モバイルミュージアム」展内に展示しておりますので、企画展と合わせてご覧ください。

※展示しているツキノワグマの骨格標本は新潟県で採集されたものです。

横倉山と四国西予ジオパークは鳥巣式石灰岩という石灰岩が分布し、同じ地質が見られるというつながりもあり、今後地質の面でも協力し合っていければと思います。谷地森先生、西予市にお越しいただき、動物の骨の魅力を伝えてくださり、ありがとうございました。

(事務局:F)