活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
5/26「ジオミュージアム講演会」が開かれました。
令和6年5月26日(日)にジオミュージアムに愛媛県歴史文化博物館の大本敬久学芸員をお招きし、企画展示室1・2で南予地方の地震災害史についての講演会を開催しました。
令和6年4月17日の豊後水道地震や令和6年1月1日の能登半島地震など今年に入り地震が立て続けに発生しています。四国西予ジオミュージアムでは一連の地震を受け、大本学芸員を迎えて豊後水道地震や能登半島地震を振り返り、南海トラフ地震へどのように備えるかを考えるために講演会を開きました。
まず、地震のメカニズムについてお話された後、それぞれの地震の被害状況を説明されました。豊後水道地震はプレートの内部で起こる地震、能登半島地震は断層のずれによって起こる地震、南海トラフ地震はプレートの境界で起こる地震で、それぞれ地震のメカニズムが異なっています。地震のメカニズムの違いによって被害の大きさも変わってくることが分かりました。
後半は、今回起きた地震と同じメカニズムや近い場所で起きた過去の地震の事例を紹介され、地震が起こる間隔や過去の被害・復興状況から今後の地震への備えを予測されました。南海トラフ地震の津波の予測浸水域や現在の地震への対策状況が分かり、避難すべき場所や今後必要な対策が見えてきました。このように過去の記録は今後に生かすために重要です。四国西予ジオパークでも重要な地質・文化遺産をこれからも守っていきます。
いつ起こるか分からない地震ですが、日頃から避難場所を確認し、地震が起きた時の対応を頭や体に染みつけていきたいです。
大本様、この度はご講演くださり、ありがとうございました。
(事務局:F)