活動アルバム活動アルバム活動アルバム 市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

活動アルバム
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市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。

8/25 イベント「海藻しおり作り」を実施しました。

8月25日(日)に四国西予ジオミュージアムの企画展示室1でイベント「海藻しおり作り」を開催しました。講師は愛媛県総合科学博物館の小林真吾学芸員です。

しおり作りの材料となる海藻は、小林学芸員が各地で採集してきたもの。
多くの海藻はぬめぬめの成分に覆われていて形を整えるのが大変ですが、クッキングシートに載せて乾かすときれいな形で乾燥標本にできるそうです。
色とりどりの乾燥標本がトレイに並べられた様子は、まるでバイキングのサラダバーのようですね!

イベントでは乾燥標本をハサミでカットしたり、形の違う海藻を組み合わせることで模様や絵を作りました。クラゲや木の葉っぱに見立てたり、キャラクターの顔を描いた子もいましたよ。乾燥標本は思いのほか発色が良く、こうしたアート制作にも十分に活用できることに参加者のみなさんも驚きながら、楽しまれていた様子でした。

イベントの冒頭では、「海藻おしば協会」が制作した冊子を読みながら、自然環境下における海藻の役割を学びました。

海藻が作る海の森は、魚や他の生き物たちにとって産卵や身を隠す絶好の場所です。また海藻は海水を浄化し、陸の植物と同じように、光合成を営み酸素を放出し二酸化炭素を吸収していきます。これを「ブルーカーボン」といいます。対して陸上の森などが吸収する二酸化炭素のことを「グリーンカーボン」と呼びますが、地球全体におけるブルーカーボンの量はグリーンカーボンの量よりも多く、海藻が良く育つ海の生態系の保全は、地球温暖化の進行を食い止める鍵をにぎるとされています。

参加した子供たちには海藻の色や形に興味を持ってもらう一方で、海藻が育つ海の生態系を守る取り組みにも関心を持ってもらえるとよいなと思います。