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西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。

2020年09月22日

新たなジオブランド「四国西予ジオの至宝」に認定証授与

カテゴリー:未分類

四国西予ジオパークでは、海抜0mから標高1,400mの標高差が育む多種多様な1次産品や加工品を『ジオの恵み』として売り出してきました。

更なるブランド化を図るため、それらジオの恵みの中でも、特に大地(ジオ)とのストーリー性が高く、また、あわせて独自性や市場性が高い「ここにしかない最高の逸品」を、平成28年度から四国西予ジオパーク推進協議会が「四国西予ジオの至宝」として認定しています。

この度募集を行い、書類審査やプレゼン審査など、各分野の専門家等の厳正な審査の結果、下記商品が新たに「四国西予ジオの至宝」に認定され、令和2年9月18日に第4回目の認定証授与式を行いました。

認定No.8  豆道楽豆腐(有限会社豆道楽)
原料の栽培地である西予市宇和町新城地区は、標高240mの中山間地区です。冬は関門海峡から吹き付ける強い西風と、東に四国山脈がある地形により、毎年積雪を記録して地域の豊かな水源となります。この地域では昔から農業が行われてきましたが、近年高齢化による耕作放棄地が問題となっていました。「豆道楽豆腐」の開発は、こうした集落の農地保全と経営向上を目指し、元来の土質に適した大豆を作ることから出発しました。

またこの大豆畑の特徴は、四国でも珍しい多くの有機物を含む「黒ボク土」と呼ばれる、九州の活火山からもたらされた火山灰の土壌に覆われていることです。保水力の高いこの土壌に、地下55mから汲み上げたミネラル豊富な水を与えることで、品質の高い大豆を安定して生産することができています。

「豆道楽豆腐」の製造にはこうして収穫された自家製大豆のみを使用します。豆腐一つあたりに通常の製造工程よりも多量の大豆を使用し、13.5% ~ 14%の濃い糖度を持った豆乳から作られます。木綿、おぼろ、絹ごし、濃い甘、ざる、それぞれに大豆本来の旨味が楽しめます。「中四国旨い豆腐品評会」では2年連続で金賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

認定No.9  四国カルスト天然水ぞっこん(株式会社ぞっこん四国)
西予市の最も高い場所に広がる四国カルスト・大野ヶ原。この中腹より湧き出している天然水は、地元の人々のかけがえのない水資源として利用されてきました。その元を辿れば四国カルストに降った雨水で、「ドリーネ」と呼ばれる竪穴と地下を通じて自然濾過され、弱アルカリ性の純度の高い水となって湧き出します。

「四国カルスト天然水ぞっこん」は、この天然水の本来のおいしさを失うことのない雑菌0の非加熱処理によって実現した、硬度約103(令和元年度調べ)のまろやかで飲みやすい中硬水です。そのまま飲むことはもちろん珈琲などにもよく合い、炊飯用の水としても使えます。また飲料品メーカーへ原料としても納品しています。

採水地では大きく手を加えずパイプを通して一定量だけ採水し、工場も周囲の環境に影響ないように配慮しています。またぞっこん四国では、松山市と「災害時等物資の供給等に関する協定」を締結したり、西予市へ四国西予ジオパーク維持支援金を寄付するなど、商品を通じた社会貢献にも力を入れています。

今後これらジオの至宝については、対外的に強力なPRを推し進めることで、商品の付加価値向上や販路拡大など地域経済の活性化を図るとともに、四国西予ジオパークの知名度向上図ってまいります。

参考:四国西予ジオの至宝HP(新たな認定商品も近く更新予定)