活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
11/6 土佐清水ジオパーク推進協議会の事務局とジオガイドの皆様が来訪されました!
11月6日(月)に土佐清水ジオパーク推進協議会の事務局とジオガイド、合わせて13名の方が四国西予ジオパークを視察されました。
午前中に四国西予ジオミュージアムを見学。高橋館長から四国西予の大地の成り立ちや地域の産業や文化との結びつきを紹介され、ミュージアムの展示を隅々までご堪能いただきました。
午後からは当地域のガイドを実際に体験。ジオサイト「下相のジュラ紀化石の露頭」で約1億5千万年前の中生代ジュラ紀の海底に堆積したサンゴや厚歯二枚貝の化石を含む地層を見学。四国西予のジオガイドによる河原の化石観察は、土佐清水の方々にも楽しんでいただけたようです。
土佐清水にも竜串海岸で約1700万年前(中新世)の浅い海でできた地層とそこに残されたスナモグリ等の生痕化石が見られますが、両者は堆積した時代や場所、堆積物の内容に違いがあります。また土佐清水の広大なジオサイトに対し、下相のジオサイトは河原の局所的な露頭。案内の仕方や解説時に気を付けるポイントもそれぞれ異なるため、土佐清水のガイドさんには新鮮な体験だったことと思います。
最後にジオミュージアムへ再び戻ってガイドさん同士の意見交換会。普段のガイドで心掛けていることや、ガイドの研修の機会、ツアー商品の開発などの工夫や苦労について話し合いました。
後ほど事務局からいただいたお話では、帰りの車中でも、四国西予ジオミュージアムの展示の工夫を竜串ビジターセンターでも活かせないか、四国西予のジオガイドの話し方の魅力は自分たちとどのように違うのかを熱心に話し合っていたそうです。特に今回の視察では、土佐清水の新人ガイド(ガイドになって1年に満たない方)が多く参加されており、大きな刺激となったようです。
土佐清水ジオパークの皆様、ご来訪ありがとうございました。今後もそれぞれの地域における、大地の成り立ちと人々の暮らしの深い関わりを多くの人に伝えていけるように互いに頑張ってまいりましょう!
(事務局:S)