地球の歴史へ 目次へ 黒瀬川構造帯へ



大地が動く へ

上昇するヒマラヤ へ

新しい海の誕生〜沖縄トラフ へ

日本周辺のプレート へ 


画像をクリックすると大画面に移動します


大地が動く

世界のプレート
 地球の表面は、プレートとよばれる十数枚の岩石の板でおおわわれています。プレートが移動して、地球のさまざまな地形や景観をつくる営みを、プレートテクトニクスとよびます。
 詳しい説明

プレートテクトニクスのしくみ
 プレートとは、地殻とマントル上部の厚さ約100kmほどのところで、かたい岩石の層からできています。これをリソスフェアとよびます。リソスフェアの下には、アセノスフェアとよばばれるやわらかい岩石の層があります。アセノスフェアの上を、リソスフェアのプレートが、すべって動くことができます。
 プレートは、海嶺とよばれる海の中の大山脈で生まれて水平方向に動いていきします。大陸もプレートに乗って動いています。プレートは、別のプレートの下にしずみこんだり、大陸同士のプレートがぶつかったりします。
 地震や火山の活動は、プレートが接するところで活発になります。プレートのさかいには、新しいプレートが形成されて拡大している境界と、衝突している境界、ずれている境界があります。
 詳しい説明

海底の大山脈(拡大するプレート境界)
 海の中には、大陸をとりまくように大山脈があります。このような大山脈は海嶺(かいれい)とよばばれ、プレートが生まれて両側に拡がっているところです。
 詳しい説明
火山列島(衝突するプレート境界)
 海のプレートと大陸のプレート、あるいは、海のプレート同士がぶつかるとき、海のプレート(海同士では古いほうのプレート)がしずみこみます。そのようなところをしずみこみ帯といい、海溝ができます。
  しずみこまれた(陸側)プレートでは、火山活動や地震がはげしくおこります。海溝とならんで火山列ができ、列島をつくります。
 詳しい説明

大陸移動の証拠となった、メソサウルス化石


上昇するヒマラヤ

上昇するヒマラヤ
 大陸を乗せたプレートどうしが、ぶつかることがあります。このとき、巨大な山脈ができます。ヒマラヤ山脈は、インド大陸とユーラシア大陸がぶつかっているところです。
 詳しい説明

変動する東アジア
 インド大陸とユーラシア大陸がぶつかることによって、東アジアの広い範囲で大地に変化が起こりました。
 詳しい説明

ヒマラヤがかつて海底だった証拠、
リップルマーク
ヒマラヤがかつて海底だった証拠、
アンモナイト化石
ヒマラヤがかつて海底だった証拠、
アンモナイト化石
ヒマラヤがかつて海底だった証拠、
アンモナイト化石



新しい海の誕生―沖縄トラフ

 

沖縄トラフ
 沖縄トラフでは、大陸地殻が分かれて、大きなさけ目ができつつあります。また、海底火山活動が活発におこっています。
 詳しい説明

  北部沖縄トラフ(上の図のA断面)
北部沖縄トラフ(上の図のB断面)
  北部沖縄トラフ(上の図のC断面)
 

沖縄トラフで採取された枕状溶岩

日本列島周辺のプレート境界

 

日本列島周辺のプレート
 東北日本は北米プレートの南のはしにあり、西南日本はユーラシアプレートの東はしにあたります。また、太平洋プレートが東側から、フィリピン海プレートが南からしずみこんでいます。
 このように日本列島は、多くのプレートのさかい目があり、大地の活動がさかんなところです。そのため、変化にとんだ地質と地形になっています。
 詳しい説明

プレートに乗ってやってきた伊豆半島
 丹沢山地と伊豆半島をつくっている大地は、もともとフィリピン海プレートに乗ってやってきた島でした。しかし、海溝でしずみこめずに、日本列島にぶつかり、くっついたと考えられています。
 詳しい説明



地球の歴史へ 目次へ 黒瀬川構造帯へ