活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【ジオツアー】皆田小学校5年生 (防災教育 現地実習)
前回、10月11日は皆田小学校で身の回りの災害とジオパークの話をしました。
(その時の記事もありますので、以下をご参照ください。)
今回は地震による津波について、ジオポイントである須崎海岸に行ってジオパークの話をするとともに津波の話を行いました。
須崎海岸に行くには284段の階段を下りる必要があり、そこを降りていると・・・
上がってくる方がおられました。ジオパーク認定になって、いろいろな人に知られていると実感しました。
須崎海岸の遊歩道にはポイントが2つあります。
海食洞・・・海水の波によって浸食されてできた穴。
褶曲・・・地層の側方から大きな圧力がかかったときに地層が曲がりくねったもの。
(遊歩道の一部にブロックがない部分があるのですが、そこで褶曲が見られます。)
津波の話とは直接関係がありませんが、ジオパークの大切な要素なので、それを子供たちに説明しました。
須崎海岸に着くと、潮が引いていたのでいろいろな海の生物を見ることができました。
普段、里や山の近くに住んでる子供にとっては非常に珍しいものなので、時間を忘れて遊んでいました。
当然、お勉強タイムも取りまして、津波はどうして起こるのか? なぜリアス式海岸は大きな津波になるのか? なぜ海の満ち引きはあるのか?
など大人でも案外知らないようなことを中心にお話しました。
その後は、津波一時避難場所になっている周木小学校にも行きました。
こういう看板は山や里では見ることができませんので、これを見るだけでも勉強になるのかなと思います。
子供たちは大人が気づかないような事を疑問に思います。
今回の実習でも、私たちがもっと広い視点で地球科学について話しする必要があると感じました。