活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【ジオイベント】APGN山陰海岸シンポジウム記念イベント参加
2015年9月に山陰海岸ジオパークにてAPGNの大会が開催されます。
これは、APGN(アジア太平洋ジオパークネットワーク)というアジア圏にある世界ジオパークのネットワークの全国大会で、今年は日本の山陰海岸ジオパークが開催地になります。2013年は韓国済州島で開催されたものでそれの記念イベントとして3月7日(土)、8日(日)に鳥取環境大学が主催で開催されました。
タイトルは「知識と経験の共有」ということで以下の内容が行われました。
1日目:午前ワークショップ テーマ:ジオパークの考え方
午後シンポジウム 教育に関する基調講演や事例報告
2日目:ジオツアー 山陰海岸の温泉
私は公務の都合上1日目のみの参加となりました。
午前
40名近くの方が参加してワークショップが開催されました。
最初、兵庫県立大学の松原先生よりジオパーク全体の話がありました。
ジオパークについてなんとなくも分かっていない方もいらっしゃる可能性があるので、最初にこの話をしてくれたことは非常によく、また他の地域ではどのように最初話をするかが参考になりました。
ワークショップのテーマは「こんなジオパークはいやだ。」で行われ、私の班は大学の先生や高校の先生、学生、地域住民、ガイドとかなり幅が広く、積極的な議論が展開されました。ここでは時間の都合上、それをどうしたらよくなるか?というところまでは話しませんでしたが、幅広い人から意見を拾えることはワークショップでは大切だなと感じました。
柚洞さんが言われていた道が悪く、駐車場がなく、食べ物屋がないというのをジオパークのスタンダートにする必要があるというのはかなり面白い発想で、そういうしていくことがジオパークとしても大切かもしれないなぁと感じました。
午後
基調講演はイリアスバリアコスさん(レスボスジオパーク)、目代さん(自然保護助成基金)よりありました。
ギリシャのレスボス島の地質の話や教育プログラムがたくさん作って試行錯誤しながらいいものを作っていくような話でした。世界ジオパークだから特別なことをしているわけではなく、基本のベースはみんな同じなんだなぁと思いました。
目代さんの話は日本列島が特殊でどうやってこれを伝えていくかという話でそこからジオパークを教育として活用する場合に話す必要があると思いました。
その後は事例報告で、阿蘇は観光のためにやっているわけではないことや、室戸は高校生による観光に対する取り組みなどが発表されました。
また、大学生や高校生からの発表もあり、1年間かけてのジオパークの取り組みや大学生の部活としてのジオパークというユニークが発表もありました。
別の地域を訪れることで、今まで見えていなかったものが急に見えるようなことがあります。こういうシンポジウムには積極的に参加し、地域での可能性を色々模索しながら進めていきたいと思います。
(事務局:蒔田)