活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
宇和公民館のイベントで出前講座を担当しました。
9月17日に宇和公民館の「さわやか健康大学」というイベントの中で出前講座を依頼されました。
今回は屋形船に乗って須崎海岸の景色を楽しみ、ジオパークと防災に関する出前講座を午後から行うというスケジュールでした。
18名の参加者とスタッフで屋形船に乗り込みます。
中では「みかめ本館」がご用意された昼食のお弁当をいただきました。
屋形船の案内を務めるのは、「みかめ本館」の朝井さん。
長年のご経験からか、実に流暢な語りで三瓶の大事なポイントを解説されます。
須崎海岸の屏風岩に近づくとみなさん大盛り上がり!
訊くと、須崎海岸を屋形船からご覧になった方が思いのほか多かったです。
この日は晴天で波も穏やかな、絶好の観光日和でした。
屏風岩はもちろんのこと、お隣の巴理島(びりじま)も地層の縞模様が映えていました。
午後からは三瓶文化会館にていよいよ出前講座です。
反応の良かった須崎海岸については、なぜ垂直に立った縞模様が出来上がったのか、四国の大地のでき方の歴史から遡って補足しました。
そのあと、私たちの身近な地形のでき方や、関連する自然災害についてご紹介。
個々の事例で違いはありますが、おおよそ平地はかつて山から流れてきた土砂が溜まって出来上がったものです。
大雨が降れば、同じように水に押し流されてきた土砂が、土石流となって平地へやってきて堆積します。
土石流を避けるためには谷すじを避け、できるだけ高い所へ逃げなければなりませんし、ご自宅が谷すじや低い所にある場合は普段より気をつけたほうが良いのです。
この辺は参加者の方にもご理解いただけたのではないかと思います。
講座後のアンケートでは、わかりやすく丁寧に解説いただいたと何人かの方から評価をいただきました。
(事務局:榊山)