活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
【ジオイベント】ジオパーク学習会 歴史編
11月の地質編は県の総合科学博物館の学芸員にお越しいただき実施をしましたが、1月,2月は県の歴史文化博物館の学芸員にお越しいただき実施しました。
1/17(日)宇和地域 参加者25名
愛媛県歴史文化博物館の大本学芸員に来て頂きました。
午前は座学を行い、地域の歴史を地震,津波,防災に関連付けながら話をしていただきました。ジオパークに関するストーリーにも触れて頂き、改めて様々な研究者を交えたストーリー作りの重要性を再認識しました。
そして今日は阪神淡路大震災から21年です。この日に学習をするのは偶然ではなく、狙って実施しました。
人は時間が経つと記憶していたことを忘れていきます。そのため、過去その日にあったことを思い出し考えてもらうという観点から、この日にジオパークの取り組みとしてやることは意味のある事かなと感じています。
ジオパークは地球科学の事象や出来事を伝承していくことも大切で、今後もこのような取り組みを続けて行けたらと思います。
お昼は松屋旅館のひゅうがめし。
当時、海岸部から標高数百mを3時間もかけてリヤカーで運んでくる際に新鮮な魚を腐られないようにと考案された食べ物(刺身が入った卵かけごはんと思ってもらえるといいかも!!)です。これもリアス式海岸(急峻な地形)が生んだジオの恵みですよねー!!
午後は現地見学ということで、卯之町の町並みの中にある末光家住宅や開明学校を見学しました。
場所を移すごとに学芸員から話をしていただくことで、参加者には色々な視点を持ちながら学習することができました。
2/13(土)城川地域 参加者30名
この日は本年度の最後となる学習会でした。年齢層は88歳から9歳、市内外、取材ありと非常に充実した内容で行うことができました。
午前は座学でジオパークと歴史についての説明をしました。
講師には愛媛県歴史文化博物館より兵頭学芸員にお越し頂き、縄文時代のことや姫島ジオと西予ジオの意外な関連性などを分かりやすく説明してもらいました。
お昼は食堂ゆすかわで地域の産物であるとまとを使ったランチをいただきました。
午後は現地で2つの遺跡と歴史民俗資料館の見学をしました。
地元なのに初めて来る人や色んなことが知れたという意見もあり、今年初めて取り組んだこの市民への普及啓発はすごくいいことだと感じることが出来ました。
次年度以降は今年度以上に地球の不思議や謎を伝えて行けるように強化をしていく予定になってます!!
(事務局:蒔田)