8月17日（土）に四国西予ジオミュージアムの企画展示室１でイベント「押し葉を作ろう」を開催しました。講師は愛媛植物研究会の橋越清一先生です。

研究や展示に用いる押し葉は本来、新聞紙や厚紙に何枚も挟み、上に重しを載せて時間をかけて作ります。しかし今回は小さな子供たちでも簡単に作れる方法で実施しました。子供たちは名刺サイズやA4サイズのラミネートフィルムの間に、アイロンをあてて乾燥させた葉っぱと、植物の名前を書いた付せんを挟み、ラミネーターで葉を綴じて、しおりや下敷きを作りました。

モミジ、イチョウ、エノキ、ヤマコウバシといった普段何気なく見かける葉っぱも、こうやってラミネートすると素敵なアイテムに早変わりしますね！

また、作業の合間には宇和島東高校や大洲高校に収蔵された西予市やその周辺で採集された植物の押し葉標本についてお話がありました。

押し葉も、採集場所や採集年月日などが書かれたラベルがなければ標本の価値がなくなってしまいます。参加者は橋越先生から、ラベルの付いていない、実際に100年前の植物の押し葉を見せていただきました。

8月25日（日）は、ジオミュージアムで「海藻しおり作り」を行います。
夏休み最後のイベントになりますので、是非お越しください！