イベント情報
西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。
野村地区の横林へジオ資源の調査へ行ってきました。
横林は、典型的な河成段丘が多くみられる地区です。
河成段丘とは、河川の中・下流域に流路に沿って発達する階段状の地形で、
平坦な部分と傾斜が急な崖とが交互に現れるのが特徴です。河岸段丘ともいわれます。
↑この画像のように斜面の上に平らな面が広がっていて、そこに集落が見られます。
また、長い年月をかけて隆起し、川の流れで浸食されたこのような谷は、V字谷といいます。
上の画像も完全にVの字になっています。 V ブイ V3・・・・。
調査の途中、とても珍しいものを発見しました!!
一本だけ、とても大きなクスノキです。(樹齢240年くらい?)
実はこの木、横林地区で市道が整備されていなかった時代に、
V字谷を挟んであちら側の集落へワイヤーを張って郵便物を届けていたそうです!!
途中、郵便物がカラスにつっつかれたりしたのでしょうか・・・。
また、横林には延命水と呼ばれる水が湧き出ています。
ここでは、この水を利用した椎茸栽培が盛んで、農林水産大臣表彰も受賞しています。
ジオの恵みですね。
他にも、地元で採れた石(玄武岩)を基礎に使っている茶堂や、
400年前に、この地で最初に作られたといわれる天空の棚田など地域資源が溢れていました。
このような地域資源=ジオパークの素材は横林地区限ったものではありません。
普段私たちが何気なく暮らしている地域の中にも、地域資源=ジオパークの素材が溢れているのです。
『あなたも、ジオという視点で地域に溢れるジオパークの素材を探してみませんか?』