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西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。

2019年03月09日

新たなジオブランド「四国西予ジオの至宝」に認定証授与

カテゴリー:未分類

四国西予ジオパークでは、海抜0mから標高1,400mの標高差が育む多種多様な1次産品や加工品を『ジオの恵み』として売り出してきました。

更なるブランド化を図るため、それらジオの恵みの中でも、特に大地(ジオ)とのストーリー性が高く、また、あわせて独自性や市場性が高い「ここにしかない最高の逸品」を、平成28年度から四国西予ジオパーク推進協議会が「四国西予ジオの至宝」として認定しています。

この度、第3回目となる募集を行い、書類審査やプレゼン審査など、各分野の専門家等の厳正な審査の結果、下記商品が新たに「四国西予ジオの至宝」に認定され、平成31年3月8日にその認定証授与式を行いました。

認定No.6 カマンベールチーズ 森のろまん((株)野村町地域振興センター)

西予市野村町では、肱川流域の特徴である河成段丘地形で川からの高低差が高く農業用水を引くことが難しいことから、昔から飼料作物が栽培され、酪農が盛んにおこなわれてきました。
また、標高1,400mの広大な土地と急峻な地形が入り混じった、四国カルスト大野ヶ原では、夏場の暑さ対策や強い牛を育てるための環境が確保できるため、戦後から、酪農が盛んにおこなわれています。このようなことから、西予市は四国有数の酪農地帯となっています。
「カマンベールチーズ森のろまん」は、ここで生産される牛の生乳を使用し、チーズの本場、フランスノルマンディ地方の伝統製法そのままに、一つ一つ時間をかけて手作りしたチーズとなっており、通常市販されているチーズとは違い、加熱処理をして熟成を止めていないのが特徴です。
季節により移り替わる生乳の成分や濃度、日々熟成する味の変化を楽しめるチーズです。


認定No.7 田力米(たりきまい)(田力本願(株))
西予市宇和町は、標高200m~250mの高原性の盆地で、お米の登熟期に当たる8月の日中の寒暖差は平均で約10度となり、光合成で蓄積した炭水化物を消耗することなく籾に蓄えることができます。また愛媛を代表する1級河川「肱川」の源流域となっており、清らかで豊富な水とその水をとどめやすい地形により古くから稲作栽培が盛んで、その歴史は弥生時代にさかのぼります。先人たちは、長い年月と血のにじむような努力を重ね、西四国最大の穀倉地帯を作り上げました。
「田力米」は、通常産業廃棄物として捨てられる明浜町で生産されたミカンのジュースの搾りかすを発酵させて有機肥料として独自開発した「みかんぼかし」や、野村町や城川町の堆肥などを田んぼの土づくりに用いて生産した「地域資源循環栽培」で育てたお米です。
また、「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」をはじめとするお米のコンクールにおいて、金賞などを毎年受賞するなど、その味は専門家からも高い評価を得ています。

今後これらジオの至宝については、対外的に強力なPRを推し進めることで、商品の付加価値向上や販路拡大など地域経済の活性化を図るとともに、四国西予ジオパークの知名度向上図ってまいります。

参考:四国西予ジオの至宝HP(新たな認定商品も近く更新予定)