イベント情報
西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。
日本地質学会では、広く一般に地質学の魅力と重要性を知っていただくため、「地質の日」(5/10)を記念した様々な行事を毎年実施しています。本年は、各地のジオパーク拠点博物館の方にご登壇いただき、コロナ禍で普及したオンラインの技術を利用して展示施設等の展示や地域の露頭等を紹介することで、聴講者が自宅にいながらにして各地の地質の魅力に触れる機会を提供します。
この講演会において、四国西予ジオパークの地質の特徴を、四国西予ジオミュージアムからオンライン中継でご紹介いたします。
無料でどなたでもご覧いただけますのでお気軽にYoutubeからご視聴ください!
オンライン一般講演会概要
〇日程:2023年5月13日(土)9:30〜12:05
〇開催方法:Youtubeライブ配信(下記URLからどなたでも視聴可能です。)
https://youtube.com/live/TD_7zzppdU0
〇申込:不要
〇参加費:無料
〇主催:一般社団法人 日本地質学会
〇講演テーマ:日本列島の地質探訪―古生代から新生代まで
(全3本の講演で、一つの講演につき40分の時間を予定しています。)
・講演1「四国西予ジオパークと黒瀬川帯」
講演者:高橋 司 館長、榊山 匠 学芸員(四国西予ジオミュージアム)
内容:日本最古級の岩石や地層を特徴とする「黒瀬川構造帯」。その成り立ちについては謎が多く、研究者による見解も分かれています。黒瀬川構造帯研究発祥の地から四国西予ジオパークやジオミュージアムを紹介します。
・講演2「銚子半島をつくった孤独でふしぎな中生代の地層」
講演者:岩本 直哉 主任学芸員、上田 脩郎 主任学芸員(銚子ジオパークミュージアム)
内容:犬吠埼灯台で有名な銚子の東海岸には中生代の付加体、前弧海盆堆積物が露出します。これらの基盤岩により、銚子は半島となり、銚子ならではの風土が形成されました。銚子の礎となった中生代の地層や化石を中心に銚子の魅力を紹介します。
・講演3「糸魚川からフォッサマグナと日本列島誕生の謎に迫る」
講演者:小河原 孝彦 学芸員、香取 拓馬 学芸員、茨木 洋介 学芸員、郡山 鈴夏 学芸員(糸魚川フォッサマグナミュージアム)
内容:糸魚川ユネスコ世界ジオパークの拠点施設・フォッサマグナミュージアムと、代表的なジオサイトであるフォッサマグナパークから、日本列島の生い立ち、大地の生い立ちと、日本酒など私たちの暮らしの深い関わりを紹介します。断層と日本酒にいったいどんな関係があるのか気になったそこのあなた、ぜひお聞き逃しなく。
〇チラシ
「地質の日」オンライン一般講演会2023(pdf)
〇「地質の日」とは?
2007年に日本地質学会をはじめとする地質学の関係者・団体によって5月10日を「地質の日」に定めることが決まりました。この日にちは、明治9年(1876年)の5月10日にお雇い外国人のライマンらによって、日本で初めて地質図が作られたことにちなんでいます。毎年この時期には、日本各地の大学や博物館などで、大地の成り立ちや地層について理解を深めてもらうための様々なイベントが開催されています。
※「地質の日」について、詳しくは下記リンク先をご覧ください。
5月10日は地質の日|産総研 地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AIST (gsj.jp)