活動アルバム
市内外の皆さんに四国西予ジオパークを理解していただくため、イベントや研修会など様々な取り組みを行なっています。ここではこれまで実施してきた活動の記録をご紹介します。
サイエンスアゴラ2018に出展しました。
11月10日・11日の2日間、東京お台場の日本未来科学館およびテレコムセンターにて行われた「サイエンスアゴラ2018」に参加してきました。
(→サイエンスアゴラ2018ホームページ)
サイエンスアゴラは科学と社会をつなぐ技術や教育プログラム等を紹介するイベントです。
ジオパークの他にも、プログラミング学習やロボット、ドローンを使った教材を提供する業者や大学が参加していました。
四国西予ジオパークは、日本ジオパークネットワーク(以下、JGNと表記)の一員として「世界にひとつの岩石標本製作」というタイトルで参加しました。
他にも、ゆざわや栗駒山麓、銚子、箱根、Mine秋吉台、おおいた豊後大野、天草など計8地域が参加しました。
岩石標本製作はラミネート加工したシートの上に小さく砕いた岩石標本を、速乾ボンドを使って貼り付けていきます。
同時に石の特徴やジオパークの美しい景色を紹介し、楽しみながら岩石とジオパークに興味を持ってもらうプログラムです。
完成した岩石標本シートは無料でお持ち帰りいただけます。
小中学生が主な対象ですが、小さなお子さまや大人の方でも楽しんでいただけます。
多くの来場者はこの教材を初めて体験されますが、例年JGNがサイエンスアゴラに出展しているということもあり、中には「この地域とこの地域は去年までに作ったので、あの地域を受けたいです!」というヘビーユーザーも少なからずいました。
今回参加されたジオパークのうち、箱根ジオパークは初参加ということで完成して間もない岩石標本とシートを持参されました。
豊後大野やMine秋吉台、ゆざわや栗駒山麓は、解説の間にムービーを挟んだり、実物を豊富に用意して触ってもらったり、巧みな掛け合いで来場者の笑いを誘うなど、多様な仕掛けを用意していました。
また、銚子や天草では小さな化石のレプリカを貼り付けるようになっていました。
化石の効果は抜群で、多くのお客さんが参加されていました。
我らが四国西予も負けてはおりません。
まず、カラフルな地質図が載ったシートで子供たちの興味を惹き付けます。
またシートの貼り付け用ではありませんが、本物のサンゴ化石を触ってもらいます。
加えて今回はジオサイトで見られる石の価値を知ってもらうために、スライドに映しだされた露頭を消してみる演出を施してみました。
反応は上々で、来場者からは驚きの声があがっていました。
私もこの4月から数えきれないほどこの岩石標本製作を実演してきました。
みなさんに楽しんでもらえるように少しは上達したかもしれませんが、もっと笑いや驚き、そして岩石と暮らしが密接に関わっているという「気付き」を与えられるように精進したいと思います。
この教材実演は西予市内の各学校や公民館で実施し、さらには愛媛県内各地にも実演に伺っております。是非うちの子供たちにも取り組ませたい、あるいは生涯学習で実演して欲しいという依頼がありましたら、西予市役所のジオパーク推進室までお電話ください。
(事務局:榊山)