７月１９日、２０日と四国カルストをフィールドに宇和島東高校と松山南高校と現地学習会を行いました。
２年前に宇和島東高校がＳＳＨ(スーパーサイエンスハイスクール)に指定されました。
ＳＳＨとは科学技術系人材の育成のために独自のカリキュラムを作成し実施しているものです。
宇和島東高校は地域からの挑戦をテーマにして取り組んでいるため、２年前から四国西予ジオパークとも連携しています。

昨年度までは「教わる」という活動が多かったですが、今年は「教える」という活動に挑戦したいということで県内にもう一つＳＳＨに指定されている松山南高校にガイドをすることを目標に他校との合同の学習会になりました。

１日目は宇和島東高校のみで学習会で
午前中を中心にまずは明日ガイドするジオポイントの巡検を行いました。

それから宿泊先の天狗荘に移動し、ガイドをするための資料作成をしました。
宇和島東高校地学部は女子生徒が圧倒的に多く、イラスト作成はお手のもの。
という感じですらすら進んでいきましたが、それでも３－４時間はかかりました。

一方、松山南高校は高知県佐川町の地質館で勉強したり化石掘りなどを体験したそうです。さずがＳＳＨの先輩校といった感じです。

２日目はガイドの発表！
と言いたいところでしたが、実はこの２日間とも大雨でした…
写真を見ても分かるように太陽が全くありません…。

本当は大引割小引割を見てから大野ヶ原でガイド！の予定でしたが予定を大幅に変更し午前はフズリナとドリーネの観察
午後は穴神鍾乳洞の見学をしました。

雨の中、大変な学習会となりましたが、弱音もはかずみんな頑張ってくれました！！

２日間を通じて、一番の収穫は子供たちの交流でした。
お互いの部活の活動の話や何に興味があるとか自己紹介では好きな石を紹介するというマニアックぶりまで発揮していました。

このガイドの発表はまた別の機会で必ずやりたいと思います。
このような地道な活動が次の世代や受け継ぐことを可能にしていきます。

これを目標にしてさらに連携を強化していきたいと思います。

(事務局：蒔田)