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西予市では、四国西予ジオパークを広めるため様々な取り組みを行っています。ここでは、今後開催予定の最新のイベント情報をお知らせします。

2012年02月02日

第5回ジオパーク資源調査(黒瀬川帯)

カテゴリー:未分類

今日は、西予市の城川、野村、三瓶と、東西約50キロの線状に、とぎれとぎれに現れる「黒瀬川構造帯」の場所を訪れました。

この県道沿いに見られる石は、今から4.5億年ほど前の日本最古級の古さをもつ寺野変成岩が観察できる場所です。ここ寺野集落の地名から名づけられました。


黒瀬川構造帯の中の古い石灰岩には、クサリサンゴやハチノスサンゴと呼ばれる原始的なサンゴが発見されています。

その石灰岩の前で、メンバーが持参してきたこれらの化石の観察会がはじまりました。


ルーペで観察して、化石がみつかると歓声があがりました。


三滝山の市道沿いで蛇紋岩の観察。もともとはマントルと呼ばれる地下深くの場所にあった石が地殻変動で地上に現れたもので、水を含んでボロボロになりやすく、地すべりにつながることもしばしばあります。


野村、大和田小近くで、三滝火成岩類を観察しました。


かつてこの場所でサンヨウチュウが見つかったことを示した看板。


今回はジオクルージングで、三瓶湾から黒瀬川の石を観察しました。

三瓶地区、須崎観音像の足元には、黒瀬川構造帯の凝灰岩(火山灰が固まった石)が見られます。

もともとは水平にたまった地層が、4億年もの時を経て、地球のダイナミックな動きの中で、現在ではほぼ垂直になっています。