雨包山

雨包山

海女伝説が残る標高1,111mの山

標高1,111mの雨包山の頂上付近には展望台があり、周囲の山々の稜線を楽しむことができます。
実は一人の海女の存在が地名の由来にかかわっていると伝えられます。約600年前、現在の八幡浜市にいた海女の夢に神様が現れ「海の底で苦しんでいるので、高い山に連れていってくれ」と告げられました。そのお告げをもとに、海底で見つけた金の恵比寿像を山頂に置き、山を下っていくと、恵比寿様が岩の上に立ち、海女を恋しそうに見送っていたといいます。このことから「海女包山」と呼ばれ、のちに「雨包山」と記されるようになったそうです。

昔は海女包山だった。

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アジサイ群落 アジサイ群落

標高差による垂直分布

標高差のある雨包山では、2種のツバメや4種のアジサイ、3種のフジ、スミレやタラなど、標高によって異なる種類の生物が観察できます。

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明治末の恵比寿神社 明治末の恵比寿神社

恵比寿神社で行われていた奉納相撲

山頂付近の恵比寿神社では、かつて愛媛県・高知県から力士が集まり奉納相撲が行われていました。その跡が今も残ります。

ジオポイントDATA

【アクセス & 注意事項】
◎西予宇和ICから車で約120分
◎駐車場有。車で頂上付近まで行くことも可能です。遊歩道は整備されていますが、歩きやすい靴や服装でお越しください
◎頂上付近に休憩所があります