海女伝説が残る標高1,111mの山
標高1,111mの雨包山の頂上付近には展望台があり、周囲の山々の稜線を楽しむことができます。
実は一人の海女の存在が地名の由来にかかわっていると伝えられます。約600年前、現在の八幡浜市にいた海女の夢に神様が現れ「海の底で苦しんでいるので、高い山に連れていってくれ」と告げられました。そのお告げをもとに、海底で見つけた金の恵比寿像を山頂に置き、山を下っていくと、恵比寿様が岩の上に立ち、海女を恋しそうに見送っていたといいます。このことから「海女包山」と呼ばれ、のちに「雨包山」と記されるようになったそうです。