中生代三畳紀のアンモナイト化石
城川町田穂地区にある石灰岩からは、1923(大正12)年に西予市の隣の鬼北町出身で世界的にも著名な地質学者・大野作太郎氏の手によって約2億5,000万年前から始まる中生代三畳紀前期のアンモナイト化石が発見されました。
アンモナイトは暖かい浅い海に生息していた生物で、平らな巻き貝の形をしていて貝類と間違えられますが、タコやイカの仲間である頭足類に属します。
城川町田穂地区にある石灰岩からは、1923(大正12)年に西予市の隣の鬼北町出身で世界的にも著名な地質学者・大野作太郎氏の手によって約2億5,000万年前から始まる中生代三畳紀前期のアンモナイト化石が発見されました。
アンモナイトは暖かい浅い海に生息していた生物で、平らな巻き貝の形をしていて貝類と間違えられますが、タコやイカの仲間である頭足類に属します。
田穂地区で発見されたアンモナイト化石は愛媛県の天然記念物に指定され、現在は西予市立城川地質館で見学できます。その他にもこの石灰岩からは、魚の歯に似たコノドント化石やサメの歯、二枚貝などの化石も発見されました。 アンモナイト化石が産出された露頭は、愛媛県の天然記念物に指定されており、盗難防止の観点から金網によって保護されています。
生命が誕生してこれまでに、大量絶滅事件が5回おこっています。田穂の石灰岩が含まれる地層は、そのうちのペルム紀末の大量絶滅の時代のものです。
田穂で見つかったミーコセラス属(アンモナイト)は、平べったい形が特徴で、大きさは5cmほど。地元で親しまれている城川カルタでは「日本一その名も高きミーコセラス」と詠まれています。