ドリーネに地下水がたまりできた池
龍王神社のご神体である小松ヶ池は、周囲からしみ出た地下水がたまった池です。保水力が乏しいカルスト台地では水が貴重で、戦後の開拓時は、この池の水を飲料水として使っていたそうです。池の中には、ミズゴケが元になってできた浮島があり、風が吹くと少しずつ場所が変わると言われています。
かつては神社の近くにあったドリーネの中で、相撲大会なども行われていたようです。
龍王神社のご神体である小松ヶ池は、周囲からしみ出た地下水がたまった池です。保水力が乏しいカルスト台地では水が貴重で、戦後の開拓時は、この池の水を飲料水として使っていたそうです。池の中には、ミズゴケが元になってできた浮島があり、風が吹くと少しずつ場所が変わると言われています。
かつては神社の近くにあったドリーネの中で、相撲大会なども行われていたようです。
「その昔、土佐の米商人の娘·小松が、父が財産を増やすために不正を行っていることを悲しみ、池に身を投げた後、龍になった」との伝説が小松ヶ池には残っています。龍は水をつかさどるとされ、この池は古くから雨乞い祈祷の場でした。 龍王神社は、漁業や商売の神で海難·干ばつ除けのご利益があるとされ、春の大祭には、県内外から多くの参拝客が訪れます。
水草が豊富なこと、池の縁に植生があることなどから、様々なトンボの生息地としても重要です。
小松ヶ池では、澄んだ水にのみ自生するというジュンサイやヒツジグサ、アブラガヤなどの姿が観察できます。